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1965年兵庫県生まれ.87年東京大学工学部計数工学科卒.87年通産省工業技術院機械技術研究所に入所.92年東京大先端科学技術研助手.94年より東京大大学院工学系研究科助手,同講師を経て,2000年同情報学環講師(兼任).02年よりNTTコミュニケーション科学基礎研究所主幹研究員に就任,現在に至る.94年工博(東京大).人間の知覚特性とモデル化,神経回路網モデル,インターフェイス,テレイグジスタンスなどの研究に従事.
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装着者を含む外界環境に対して人間と同様に感覚情報を取り込み、人間の感覚−運動過程の行動モデルを学習によって獲得し、次第に自ら運動する代わりに装着者に対して行動要求を出すようになる共生型の装着システム・パラサイトヒューマンを提唱し、作製します。これを用いた人間機能の工学的解明と適応インターフェイスへの利用を進めます。
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本研究で提唱するパラサイトヒューマンはウェアラブル技術によって全身に装着されたセンサ群が,装着者の感覚-運動過程において装着者自身と同一視点からの計測を可能とすることに着目し,これに軽量・小出力のアクチュエータを加えることで人間に装着されたまま安全に稼働する人間類似型ロボットシステムを構成するものである.パラサイトヒューマンは人間のnonverbalな知覚−行動モデルを獲得することを目的とする行動支援インターフェイスとして機能する.本報告では従来のウェアラブルロボティクスに対してPHにおける人型構造がもたらす意味合いとその効果について述べると共に,この観点から導入された運動誘導の考え方とそれを実現するためのデバイスの開発及び運動誘導のための行動予測を行う感覚−運動学習モデルについて説明する.
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