領域紹介

研究領域の概要
  本研究領域は、新現象の発見と解明のために欠くことのできない計測・分析技術に関して、個人の独創的な発想に基づくこれまでにない革新技術の芽の創出を目指す研究を対象とするものです。  具体的には、生体物質の構造や機能に関する分析技術や生命現象の計測技術、原子・分子レベルにおける物理・化学現象や物性および表面・界面の構造や機能に関する計測・分析技術、また環境や生態の計測・分析技術などに関して、新たな方法論の創出や、技術展開の契機となるような研究を対象とします。  また、計測・分析技術に関してブレークスルーをもたらすことが期待される試料前処理、試薬、ソフトウェア等の重要な関連技術をも対象とします。


研究総括からの一言
 「構造機能と計測分析」は平成16年度から発足し、平成18年度で新規募集を終了しました。
 1期生24名、2期生7名、3期生9名の計40名が参加しています。物理、化学、生物と広い学問分野の研究者が革新的な計測・分析技術の創成を目指して研究を行っています。
  個人の独創的な発想に基づいて研究を行うわけですが、専門領域の異なる研究者およびアドバイザーがお互いに議論することにより最終研究目的を明確にし、新現象の発見や解明に必須の計測・分析法創出の芽をだすように頑張っております。
 1期生と2期生はそれぞれ平成20年3月、平成21年3月に研究期間を終了しました。大半の研究者は当初の研究目的を達成し、多くの優れた成果を発表しているかまたは発表準備中です。目的を達成した研究者も、まだ目的達成一歩手前の研究者も、研究期間終了とともに研究を中止するのではなく、新規計測・分析法創出のために研究の更なる展開をしてくれるものと期待しています。3期生は最後の年となり研究を加速していますので、1年間に急速な進展を期待できます。9名と少ないのですが、平成21年12月14日に開催する研究報告会でその成果を発表します。関心のある多数の皆様の来聴を歓迎します。  

研究総括 寺部茂  

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