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研究成果
第1期研究成果

光電池を目指したエネルギー変換素子
池田 篤志(奈良先端科学技術大学院大学)
概要
 [60]フラーレン(C60)を代表とするフラーレン類は特異な電子構造が注目され、半導体、超伝導、光電変換、導電材料、医療材料など様々な応用が期待されている。しかし、材料として利用する上で (i) 極性溶媒に対する溶解性の低さ、(ii) 光二量化などの副反応の存在、などの問題点を抱えている。まず、これらの問題点を解決するため、ホスト-ゲスト包接錯体を形成させ未修飾C60の水溶化を行った。次に、この包接錯体を電極上に並べることにより、光電変換素子として機能することを明らかとした。さらに、交互積層法を用いた多元系への展開による量子収率の向上、および包接錯体の形成による色素の孤立化に基づく量子収率の向上を見出した。今回、静電相互作用やホスト-ゲスト相互作用など非共有結合を利用することにより、高効率な光電変換素子の簡便な作製に成功した。
要旨
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