さきがけニュース
「生体分子の形と機能」領域


「第20回独創性を拓く 先端技術大賞」の「特別賞」を受賞

井上豪・高野和文・村上聡各研究者

 戦略的研究推進事業「生体分子の形と機能」研究領域(研究総括:郷信広)の井上豪研究者(平成13年度新規採択)、高野和文研究者(平成14年度採択)および村上聡研究者(平成14年度採択)は、「新規タンパク質結晶化法の開発〜若手異分野連携が産む逆転の発想〜」の業績により、フジサンケイ ビジネスアイが主催する「第20回独創性を拓く 先端技術大賞」の【企業・産学部門】「特別賞」を受賞しました。後援は、経済産業省、文部科学省、フジテレビジョン、産経新聞社、ニッポン放送です。今回、受賞者らが2002年に発足した若手異分野連携の「大阪大学創晶プロジェクト」において、独創的なアイデアにより、タンパク質結晶化の新しい手法を開発したことに対して、本賞が与えられました。

 「独創性を拓く 先端技術大賞」は、「科学技術創造立国」の実現に向け、優れた研究開発成果をあげた全国の理工系学生と企業の若い研究者、技術者を表彰する制度です。自然科学分野の学生の研究意欲を高めることを目的に、1986年に創設した「独創性を拓く 先端技術学生論文」を改め、企業の若手研究者も表彰対象に加えました。毎年「学生部門」「企業・産学部門」の2部門で募集しています。2006年の「第20回独創性を拓く 先端技術大賞」授賞式・レセプションは7月4日、高円宮妃殿下のご臨席のもと、東京・芝公園の東京プリンスホテルで開催しました。


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氏名 井上豪(いのうえつよし)、高野和文(たかのかずふみ)、村上聡(むらかみさとし)
所属 「生体分子の形と機能」領域(URL:http://www.jst.go.jp/kisoken/presto/complete/biomolpresto/
研究期間 井上豪:2001年12月〜2005年3月
高野和文、村上聡:2002年11月〜2006年3月
研究課題 井上豪:2種のプロスタグランジン合成酵素の構造解析と医薬品への応用
高野和文:蛋白質の「配列−構造−安定性」相関の構造的解析
村上聡:薬剤耐性化問題の克服を目指した多剤排出蛋白質の薬剤認識機構の解明とその応用
所属 井上豪:大阪大学大学院 工学研究科 助教授
高野和文:大阪大学大学院 工学研究科 助教授
村上聡:大阪大学 産業科学研究所 助教授
Email 井上豪:inouet@chem.eng.osaka-u.ac.jp
高野和文:ktakano@mls.eng.osaka-uac.jp
村上聡:mura@sanken.Osaka-u.ac.jp

【関連URL】

[研究者ページ] 井上豪:http://www.jst.go.jp/kisoken/presto/complete/biomolpresto/sub43.html
高野和文:http://www.jst.go.jp/kisoken/presto/complete/biomolpresto/sub413.html
村上聡:http://www.jst.go.jp/kisoken/presto/complete/biomolpresto/sub418.html
[創晶] http://www.so-sho.jp
[大阪大学創晶プロジェクト」 http://crystal.pwr.eng.osaka-u.ac.jp/sosho.html
[独創性を拓く 先端技術大賞」 http://www.business-i.jp/sentan/index.html


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