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平成18年度 研究代表者・課題

高エネルギー密度プラズマフォトニクス

兒玉 了祐
大阪大学 大学院工学研究科 教授
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超高強度レーザーで生成できる高エネルギー密度プラズマを、コヒーレントに制御し、規則性を維持した状態の過渡的なプラズマを利用することで、新たな光機能素子としてのプラズマフォトニックデバイスの可能性を探求します。これにより開発されるデバイスは、通常の光学・制御デバイスでは直接制御が困難な桁違いに高い強度の電磁波や高エネルギー密度量子ビームを直接取り扱うことができる高い耐力と機能をもったもので、幅広い応用が期待されます。


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共同研究者

近藤 公伯 大阪大学 大学院工学系研究科 助教授
米田 仁紀 電気通信大学 レーザー新世代研究センター 助教授
湯上 登 宇都宮大学 工学部電気電子工学科 教授

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時空間モルフォロジーの制御による能動メゾ光学

五神 真
東京大学 大学院工学系研究科 教授
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物質の形態に敏感な光学効果に着目しその動的制御による光操作法”能動メゾ光学”を開拓します。非局所的光学応答や巨視的コヒーレンスに起因する特異な光学効果を探り、光と物質の両面からその効果を増強します。時空間で位相を含め厳密に制御されたパルス光源、それを用いた極限的光学測定技術の開拓を進めます。これらにより、光と物資の基礎科学を深化させ新しい光制御機能を開拓します。


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共同研究者

三沢 和彦 東京農工大学 共生科学技術研究院・ナノ未来科学研究拠点 教授

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フォトニックナノ構造アクティブ光機能デバイスと集積技術

馬場 俊彦
横浜国立大学 大学院工学研究院 教授
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フォトニックナノ構造デバイスは、近年、高度なパッシブ技術が確立されました。そこで本研究ではアクティブ的な光学現象を探求します。特にフォトニック結晶中の巨大かつ多次元的な分散によるスローライト発生、高効率光増幅、負の屈折現象、光局在による非線形増大、ダイナミックな光学現象などを調査し、高機能光デバイスを開発します。また他のデバイスやシリコンフォトニクス技術と融合することで、光集積と光信号処理にブレークスルーをもたらすことを目指します。


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共同研究者

納富 雅也 日本電信電話株式会社 物性科学基礎研究所
量子光物性研究部
主幹研究員

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温度安定性に優れた光通信用InN半導体レーザの研究

松岡 隆志
東北大学 金属材料研究所 教授
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高度情報化社会の発展のため、通信システムの低価格化と大容量化が望まれています。このような状況の中で、温度安定性に優れた光源が期待されています。我々は、青色発光ダイオード用材料である窒化物半導体の内のInNが赤外域で発光し、その効率と波長の温度安定性が優れていることを、見いだしました。本研究では、InNを発光材料とする通信用レーザを実現します。このレーザは、砒素や燐を含まない低環境負荷素子という特徴も有します。


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共同研究者

中江 秀雄 学校法人 早稲田大学 理工学部物質開発工学科
(兼 材料技術研究所)
教授
横山 士吉 (独)情報通信機構 未来ICT研究センター 特別研究員
五明 明子 日本電気(株) ナノエレクトロニクス研究所 主任研究員

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電子相関による光と電子の双方向制御の実現

宮野 健次郎
東京大学 先端科学技術研究センター 教授
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遷移金属の酸化物や錯体では、電子は互いに影響を及ぼしあうことによって独立には動くことができない状態にあります。これを電子相関と呼びます。強い相関のもとでは、電子集団はしばしば自発的な秩序を持つようになります。この秩序は光の影響を強く受け、また逆に光に強く影響を及ぼすことから、光によって秩序を変え、秩序によって光を変える双方向の制御が可能です。電子相関材料と光が最大に結合するような構造を作り、原子一層の材料から目に見える効果を引き出すことを目指します。


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共同研究者

岡本 博 東京大学 大学院新領域創成科学研究科物質系専攻 教授

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高強度光電界による電子操作技術の開拓

渡部 俊太郎
東京理科大学 総合研究機構 教授
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最新の高出力レーザー技術と光パルスの精密制御技術の融合により、軟X線サブ100アト秒パルスの発生と高強度任意電場波形の生成を行います。100アト秒パルスをポンプ光およびトリガーとし、三角光電場で掃引する“アト秒オシロスコープ”を開発します。これにより、オージェ過程や化学反応などで発生する電子の超高速運動の連続写真を取ると同時に物質中の電子をアト秒領域で自由に操作する技術を開拓し、新機能の実証を目指します。


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共同研究者

鳥塚 健二 産業技術総合研究所 光技術研究部門 副部門長、グループリーダー

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