研究領域「高度情報処理・通信の実現に向けたナノファクトリーとプロセス観測」事後評価（課題評価）結果

１．研究領域の概要

この研究領域は、高度情報処理・通信に資するナノデバイス等の実現に向けた新しいプロセシング技術、ナノ構造体の機能を観察・計測・評価する新しい計測評価技術等に係わる研究を対象とする。具体的には、新たなプロセシング技術の確立に向けた、ナノ構造を作り出す光・Ｘ線・電子ビーム・イオンビーム等の新たな活用に係わる研究、分子・原子を制御することにより結晶・組織等をナノレベルで形成する技術に係わる研究、および、構築されたナノ構造体の機能を計測・評価、検証する技術に係わる研究等が含まれる。

２．事後評価の概要

２−１．評価対象研究代表者及び研究課題

平成１４年度採択研究課題

石橋　幸治	（独）理化学研究所 石橋極微デバイス工学研究室 主任研究員　　(24 KB)
	「カーボンナノ材料を用いた量子ナノデバイスプロセスの研究」
市川　昌和	東京大学大学院工学系研究科　教授　　(25 KB)
	「超高密度・超微細ナノドット形成とナノ物性評価技術」
彌田　智一	東京工業大学　資源化学研究所　教授　　(28 KB)
	「高信頼性ナノ相分離構造テンプレートの創製」
川勝　英樹	東京大学　生産技術研究所　教授　　(21 KB)
	「超高速・超並列ナノメカニクス」
木下　博雄	兵庫県立大学　高度産業科学技術研究所　教授　　(23 KB)
	「位相差極端紫外光顕微鏡による機能性材料表面観察・計測技術」
大門　寛	奈良先端科学技術大学院大学　物質創成科学研究科　教授　　(22 KB)
	「ナノ構造解析のための立体原子顕微鏡の開発」
松井　真二	兵庫県立大学 高度産業科学技術研究所　教授　　(24 KB)
	「高機能ナノ立体構造デバイス・プロセス」

平成１５年度採択研究課題

本間　芳和	東京理科大学　理学部　教授　　(29 KB)
	「カーボンナノチューブ形成過程その場観察と物性制御への展開」

２−２．実施時期

平成１９年１１月１０日

２−３．評価者

研究総括

蒲生　健次

大阪大学　名誉教授/（独）情報通信研究機構　未来ICT　研究センター　専攻研究員

領域アドバイザー

青柳　克信	立命館大学COE推進機構　招聘教授
石原　直	東京大学大学院工学系研究科　教授
大泊　巖	早稲田大学理工学術院　教授
小川　正毅	名古屋大学エコトピア科学研究機構　先端技術共同研究センター　教授
古室　昌徳	（独）新エネルギー・産業技術開発機構　電子・情報技術開発部　プログラムマネージャー
志水　隆一	(財)国際高等研究所　上級研究員