この研究領域では、医療への応用に向け、ナノスケールでの生体反応・情報制御技術、バイオ素子・システム等の創製、および、それに用いる化学・生物系ナノ構造体に係わる独創的・先導的な研究が展開されている。 具体的には、@超高感度に物質濃度や温度・圧力等を測定するバイオ素子・システムの創製、 A生体情報や生体反応を計測・制御するバイオ素子・システム等の創製、Bバイオ素子・システム等の創製に必要となる化学・生物系ナノ構造体の創製、C診断・治療応用に向けたドラッグデリバリーシステム等のバイオ素子・システムの創製に係わる研究が推進されている。 |
(1)宇田 泰三(広島県立大学 生物資源学部 教授) |
健康・福祉のためのナノバイオ材料およびバイオ素子としての「スーパー抗体酵素」の創製 |
(2)大須賀 篤弘(京都大学大学院 理学研究科 教授) |
巨大ポルフィリンアレーのメゾスコピック構造デバイス |
(3)岡野 光夫(東京女子医科大学 先端生命医科学研究所 所長・教授) |
新規組織再構成技術の開発と次世代バイオセンサーの創製 |
(4)岡畑 恵雄(東京工業大学大学院 生命理工学研究科 教授) |
生体分子間相互作用を連続的に検出するための多機能型水晶発振子マルチセンサの設計と開発 |
(5)片岡 一則(東京大学大学院 工学系研究科 教授) |
遺伝子ベクターとして機能するナノ構造デバイスの創製 |
(6)山瀬 利博(東京工業大学 資源化学研究所 教授) |
ナノクラスターポリ酸を用いた分子機械の構築 |
平成16年12月7日 |