サイエンスアゴラ2019 公開イベント開「催触れてみよう!未来のインタラクション技術」

サイエンスアゴラ2019 公開イベント開「催触れてみよう!未来のインタラクション技術」

科学技術振興機構 戦略研究推進部では、2019年のサイエンスアゴラにおいて、
研究成果の一部に関するデモ展示を行います。
この機会に、ぜひ最先端の研究内容に触れてみてください。

サイエンスアゴラのウェブサイトはこちら

サイエンスアゴラ2019公式サイト

開催日時

2019年11月17日(日)10:30~12:00

会場

テレコムセンタービル4階 ワークショップスペース
(ゆりかもめ「テレコムセンター」駅直結)

開催趣旨

 現在、多くの人がスマートフォンなどを用いて、以前より簡単にウェブ等の様々な情報にアクセスできるようになり、便利な暮らしがもたらされていますが、人が活動する日常の空間の中で、より自然な形で情報技術の恩恵を受けられる世界に向け、さらなる技術開発が進んでいます。

 科学技術振興機構では、様々な分野の研究開発を推進していますが、本展示では、「人と情報空間」、「人と現実空間」などに関する新しいインタラクション技術の研究成果の一部をご覧頂き、デモを通じて体験頂くことで、未来のインタラクション技術の片鱗を感じて頂くことができます。

(本展示は、戦略的創造研究推進事業 個人型研究(さきがけ) 研究領域「人とインタラクションの未来」の研究成果の一部です)

デモ展示

  • メガネをかけると絵が変わる不思議なディスプレイ

    上瀧 剛熊本大学大学院先端科学研究部 准教授

    本装置は、高度な計算機理論に基づいて開発された特殊なメガネと表示装置からなるシステムで、コンピュテーショナルディスプレイと呼ばれています。液晶メガネを操作することにより、見える映像が変わる未来のディスプレイとして期待されます。市販の安価なプロジェクタで実現が可能です。本技術は、1枚の映像で多くの利用者に同時に異なる映像を見せられたり、見る位置によって見え方が異なるなどの用途があります。

  • 足の上からの振動で、地面の踏み心地を変えてみよう

    橋本 悠希筑波大学システム情報系 助教

    我々は普段、足の裏に伝わる振動を通して地面の質感を感じています。これに対して、足の上から振動を与えることでも様々な地面の質感を感じることができる技術を開発しています。本ブースでは、足の上からの振動で地面の踏み心地が変わる仕組みを解説すると共に、これまでの研究成果と応用への取り組みについて説明し、踏み心地の変化を体験していただきます。本技術は、足底を介した身体運動や行動の支援を行うことで日常生活の質の向上に貢献します。

  • 身体動作からのジャンプ予測

    牧野 泰才東京大学大学院新領域創成科学研究科 准教授

    人の身体動作にはさまざまな情報が含まれています。本研究では、人の骨格情報を利用してその人の少し先の動きを予測します。左右にジャンプをするときに、その方向や距離を0.5秒前に予測し、リアルタイムに表示します。コンピュータに自分の動きを先読みされてしまう感覚をぜひ味わってみてください。本技術は、スポーツの解析などへの応用ができるほか、高齢者の転倒予測など安全への寄与に貢献します。