2013年8月20日 掲載
産学共同実用化開発事業 第一回募集における新規課題の決定について
JST(理事長 中村 道治)は、産学共同実用化開発事業 第1回募集における新規課題2件を次の通り決定いたしました。
課題名 |
新技術の代表研究者 |
開発実施企業 |
高生産性精密研磨パッド |
立命館大学 理工学部 教授 谷 泰弘 |
帝人株式会社 |
3次元リアルタイム撮像ライダー広域大気動態監視システム |
東京大学 宇宙線研究所 准教授 佐々木 真人 |
明星電気株式会社 |
産学共同実用化開発事業は、大学などの研究成果に基づくシーズを用いた、開発リスクが高く規模の大きい開発を支援し実用化を目指す、技術移転支援事業です。
JSTは、開発を行う企業などに開発費(総額3億円から50億円を上限)を支出し、開発が成功した場合は支出した開発費の全額の返済を求め、開発不成功の場合は開発費支出の10%の返済を求めます。JSTが開発のリスクを負担することで、大学などの研究成果に基づくシーズの開発を促進します。
第一回募集は、平成25年3月18日(月)から5月10日(金)まで行い、18件の応募がありました。募集締切後、外部専門家の協力のもと、評価委員会にて課題の独創性(新規性)および優位性、目標設定の妥当性、イノベーション創出の可能性、提案内容の実行可能性、事業化の可能性、開発に伴うリスクなどの観点から審査(事前評価)し、その結果をもとに課題を決定しました。
今後、契約が完了し次第、研究開発を開始する予定です。
上記2件以外にも、既に課題2件の採択を決定しております。第1回募集の採択課題(計4件)は、「開発課題」ページに掲載しております。