独創的シーズ展開事業 委託開発
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LEDの光出力を大幅に向上する製造技術の開発に成功

名古屋大学 大学院工学研究科 天野 浩 教授(元 名城大学 理工学部 教授)らの研究成果をもとに、エルシード株式会社が「LEDモスアイ構造製造技術」の開発に成功しました。
本新技術では、LED基板上の凹凸が細かいほど光の全反射は抑制されて外部に光が透過することから、蛾の眼のような微細な凹凸構造(モスアイ構造)を持つ基板を製作しました。
この技術によるモスアイ構造を持つLED素子は、加工しない場合に比べて1.7倍〜2.5倍に光出力が向上しました。
本新技術は、既存のさまざまなLED基板材料上にモスアイ構造の製作を可能とし、素子の光取り出し効率を大きく改善できることから、白色LEDをはじめ、高効率・高出力を必要とする広範なLED製品への応用が期待されます。


アルミニウム合金を用いた疲労耐久性に優れる道路橋用の床材の開発に成功
−道路橋の高齢化・老朽化対策として期待−

大阪大学 大学院工学研究科 大倉 一郎 准教授らの研究成果を基に、日本軽金属 株式会社が道路橋用アルミニウム床版の開発に成功しました。
現在、高速道路などの床部分(道路橋床版)には鉄筋コンクリート床版や鋼床版が使用されていますが、高齢化・老朽化に伴い、疲労損傷や腐食などによる劣化が社会的な問題になっており、高い耐久性をもつ道路橋床版が望まれています。
本新技術は、疲労亀裂の発生しやすい接合部に、ロケットや最新の新幹線などでも利用されている摩擦攪拌接合を使用した疲労耐久性の高いアルミニウム合金の道路橋用床版です。本アルミニウム床版は、鋼床版や鉄筋コンクリート床版に比べて非常に軽量であり、老朽化した床版の取り替えに利用した場合、鋼桁・橋脚・橋台などへの負荷が軽減されるため道路橋の延命・再生に効果的です。また、軽量・高耐久性・高耐食性などの利点から新設橋へ適用することで耐用年数が長い道路橋を実現し、かつ維持・管理コストの削減、さらに道路橋の安全性に貢献することが期待されます。


抄紙技術を応用した排ガス浄化装置の開発に成功
−これまでの半分の貴金属触媒で浄化−

九州大学 大学院農学研究院 北岡 卓也 准教授と株式会社 エフ・シー・シーとの共同研究成果を基に株式会社 エフ・シー・シーが湿式抄紙製法による排ガス浄化装置の開発に成功しました。
現在、自動車や自動二輪車などの排ガスによる大気汚染が深刻化し、排ガス規制がますます強化されたことから、排ガス浄化装置は貴金属(白金、パラジウム、ロジウムの貴金属)の触媒量を増やすことで性能向上が図られてきました。また、自動車や自動二輪車などは世界的に増加傾向にあり、これに伴い、触媒用の貴金属の使用量も増加しています。貴金属は枯渇資源であることから、貴金属の使用量の少ない高効率な排ガス浄化装置が求められています。
今回開発した排ガス浄化装置は、湿式抄紙製法で作成したセラミックの多孔質構造体に耐熱性の高いパラジウム・ロジウム触媒をのせ、白金を用いずに、これまでの約半分の貴金属量で欧州自動二輪車の排ガス規制EURO3をクリアすることができました。
本新技術を自動二輪車や汎用機などの排ガス浄化装置に用いることで、貴金属使用量を減らし、かつ大気汚染の抑制へつながります。また、水素製造触媒、光触媒などへの展開も期待されます。


金コロイドを用いた高感度体外診断薬キットの開発に成功
―前立腺がんの早期発見に期待―

民谷栄一教授(大阪大学)らの研究成果を基に、田中貴金属工業株式会社が、前立腺がんを簡便・迅速に早期発見できる高感度の対外診断薬キットを開発しました。
今回開発した診断薬は、金コロイドのプラズモン効果による赤色発色現象を利用し、再発検査で必要な高感度を実現しています。
これにより、前立腺がん患者のQOL (クオリティ・オブ・ライフ:生活の質)の改善が期待されます。


冷凍倉庫で自動走行可能なフォークリフトの開発に成功

岡山県立大学 情報工学部 神代充准教授の研究成果をもとに、日本輸送機株式会社が冷凍倉庫におけるガイドレス無人フォークリフトの開発に成功しました。冷凍倉庫におけるフォークリフト作業は作業者の健康面や作業効率面から無人化が求められていました。本新技術は、周囲状況を搭載カメラで検知して自律制御を行いながら自動走行する方式で、有人フォークリフトと同等性能を有するガイドレス無人走行です。この新技術により冷凍倉庫における作業効率化や劣悪な作業環境から作業者の解放へつながります。さらに原子力関連設備や危険物管理区域などの無人化が必要な分野へ普及していくことが期待されます。


環境に配慮した海藻による凝集沈殿剤の製造技術の開発に成功

榎 牧子助教(東京海洋大学)らの研究成果をもとに、東洋建設株式会社が海藻のアルギン酸を主成分とする天然由来の凝集沈殿剤の製造技術の開発に成功しました。従来から用いられているPACなどの化学系の凝集沈殿剤に比べ凝集効果が高く、上澄みのpHが変わらない、生分解性であるため土壌に残留しないなどの利点があります。このため、河川の濁水処理はもとより、工場廃水の浄化や上水処理への応用拡大が期待されます。


耐久性が向上した人工関節の製品化に成功

京都大学大学院 工学研究科 医療工学分野の富田直秀教授の研究成果をもとに、ナカシマメディカル株式会社が開発した「人工関節用ビタミンE添加摺動部材」が、厚生労働省から医療機器として製造販売の承認を取得しました。従来の人工膝関節では、超高分子量ポリエチレン製摺動部材での酸化劣化により、「デラミネーション破壊」と呼ばれる層状の剥離摩耗現象が生じて人工膝関節自体の耐久性低下につながることから、この対策が急務とされていました。本新技術では、抗酸化剤であるビタミンEをあらかじめ原料の超高分子量ポリエチレン粉末に混練し、金型を用いた直接圧縮成型法により成型することによって、耐酸化劣化特性と耐摩耗特性に優れた製品としました。今後、人工膝関節以外の関節部位への応用など、幅広く用いられることが期待されます。


カドミウムを除去する新規育種植物の開発に成功

独立行政法人産業技術総合研究所 飯村洋介主任研究員の研究成果をもとに、株式会社小泉が新規育種植物による土壌汚染浄化技術の開発に成功しました。有害物質を扱っていた工場跡地などの汚染土壌の浄化対策として、現在、主に掘削搬出・洗浄除去が行われていますが、その膨大な処理費用や除去された土壌の運搬・最終処分方法など課題が多く、オンサイト処理法が望まれています。本新技術では、オンサイト処理法として品種改良技術により土壌から有害重金属のカドミウムを効率よく処理できるマリーゴールドの新品種2種を開発しました。新品種は、在来品種に比して1.5〜2倍のカドミウムを吸収し、またカドミウム以外の主な重金属も同等以上に吸収する能力を有しています。本新技術は、各種バイオレメディエーション技術との組み合わせにより環境への負荷を軽減しつつ効率的かつ安価な土壌浄化技術として、幅広く用いられることが期待されます。


道路橋の損傷を瞬時に計測するシステムの開発に成功

東京工業大学の三木千壽教授の研究成果をもとに、株式会社エヌ・ティ・ティ・データが道路橋の損傷を計測するシステムの開発に成功 しました。現在、地震などの災害時には道路交通再開までに時間がかかり社会的・経済的に甚大な損失が発生します。また、道路橋の多くは建設後40年近く経過しており、道路橋の落下や重大な損傷が危惧されています。本新技術では、光ファイバセンサとネットワークシステムから道路橋の段差や傾斜などを計測し、リアルタイムで異常や損傷をモニタリングします。さらにカメラ映像データを加えて道路に損傷を与える車重・車種の通行データを収集します。本新技術により、災害時の迅速な通行再開判定、道路橋の落下の予兆や損傷などの早期発見、効率的な維持管理が可能となります。


生体試料を染色なしに高速3次元観察できる顕微鏡の開発に成功

大阪大学の河田聡教授らの研究成果を基に、ナノフォトン株式会社が生体試料を高速3次元動画像で観察できる顕微鏡の開発に成功しました。生体試料の観察には共焦点方式や多光子方式の蛍光顕微鏡などが用いられてきましたが、前処理として試料の長時間染色が必要で、生体に損傷を与えるなどの問題がありました。本新技術は、波長の異なる二つのレーザー光の周波数差が生体分子の振動数と一致したときに高強度散乱光を発する現象(CARS)を利用して感度と分解能を高め、また回転円板式のマイクロレンズアレイを組み込んで広面積にわたり走査することにより、高速動画像の取得を可能にしました。本顕微鏡は、生体試料を観察する医学や生物学をはじめとする多くの分野で利用されることが期待されます。


固体酸化物燃料電池の低温合成プロセスの開発に成功

大阪大学の野城清教授および内藤牧男教授の研究成果を基に、株式会社ホソカワ粉体技術研究所が固体酸化物燃料電池(SOFC)の低温合成プロセスの開発に成功しました。SOFCは材料の改良などにより700℃程度で作動できる電池の開発が試みられていますが、これと並行して製造コストの低下が大きな課題になっています。本新技術は、空気極材料の製造コストの低減のために、独自技術の粒子界面構造制御技術を用いて従来の焼結温度よりはるかに低い900℃以下での材料合成を可能にしたものです。作動温度700℃、セル電圧0.7Vの条件で、実用上十分な0.4W/cm2以上の出力が得られることが確認されたことから、今後の固体酸化物燃料電池の実用化に広く適用されることが期待されます。


カーボンナノチューブを分散して熱伝導率を大幅に高めたアルミ複合材料の開発に成功

垣辻篤主任研究員(大阪府立産業技術総合研究所)の研究成果を基に、住友精密工業株式会社がカーボンナノチューブを分散して熱伝導率を大幅に高めたアルミ複合材料の開発に成功しました。発熱密度の高いパワー半導体などの放熱機器には主にアルミニウム合金が使用されていますが、微細化などの構造改善による性能の向上がほぼ限界に達しており、より熱伝導率が高い新材料が求められています。本新技術は、カーボンナノチューブと、これより繊維が太い気相成長カーボンファイバーを併用し、母材アルミニウム合金中に分散させ、最高850W/mKの性能を得たものです。自動車や航空機の発熱機器の小型・軽量化が可能になるものと期待されます。


飛来放射線の方向とエネルギーが分かるガンマ線検出器の開発に成功!

白川芳幸氏(当時 放射線医学総合研究所 主任研究員)の研究成果を基に、アロカ株式会社が全方向性ガンマ線検出器の開発に成功しました。従来の単一シンチレーターを使用したガンマ線検出器は環境放射線のレベルの変動は把握可能ですが、放射線発生源の方向の情報は得られません。今回開発に成功したガンマ線検出器は、実用上十分な精度で全方位にわたり放射線の方向を即時に決定できるうえ、放射線のエネルギー領域の測定も可能なことが確認されました。本検出器は原子力利用施設の監視への利用など、社会の安全・安心の確保に大きく貢献することが期待されます。


多患者細胞自動培養装置の開発に成功−再生医療をサポート!

木睦教授(北海道大学)らの研究成果を基に、川崎重工業株式会社が多患者細胞自動培養装置の開発に成功しました。再生医療用に培養する細胞は現状では医療用のクリーンルーム内において手作業で行われていますが、自動培養装置による一定品質の細胞の安定した供給が望まれています。今後、iPS細胞などの再生医療への応用開発の加速化に向けて、再生医療の臨床や創薬研究等で利用が期待されます。


ウォーターミストを用いた厨房用自動消火ユニットの開発に成功!

伊藤昭彦教授(弘前大学大学院)らの研究成果を基に、株式会社初田製作所がウォーターミスト厨房用自動消火ユニットの開発に成功しました。ホテルやレストランでは厨房火災が重大な被害を招くため、厨房に自動消火装置の設置が義務付けられていますが、従来の強アルカリ性の薬剤では厨房や食品が汚染され、速やかな業務再開ができない問題がありました。本課題では薬剤を使用しない、酸素供給の遮断と冷却効果を高めたウォーターミストの放射による自動消火ユニットを開発しました。業務用厨房ばかりでなく、家庭用キッチン向けの消火装置としても広く普及することが期待されます。


微生物による着色排水の脱色処理システムの開発に成功!

杉浦渉氏(元 大阪府立公衆衛生研究所 主任研究員)の研究成果を基に、三木理研工業株式会社が着色排水のバイオ脱色処理システムの開発に成功しました。現在、染色工場の着色排水処理では、多量の薬剤投与により発生する汚泥処分にかかるコストが大きな問題となっています。本新技術は、脱色が難しいとされていたアゾ系染料を含有する着色排水をバチルス菌により生物学的に脱色処理することができる排水処理システムで、薬剤を使用しないため汚泥の低減が可能となり、低コストで、河川・湖や地下水の汚染を防止することが期待されます。


再生医療が新たなステップに − ヒト培養軟骨の開発に成功

越智光夫教授(広島大学)および田谷正仁教授(大阪大学)らの研究成果を基に、株式会社ジャパン・ティッシュ・エンジニアリングが自動制御培養法を用いたヒト培養軟骨の開発に成功しました。損傷した軟骨組織は自然治癒しません。本新技術は関節軟骨を損傷した患者から採取した軟骨細胞を三次元培養した後に患者自身へ移植するもので、新たな可能性を示す治療法として期待されます。


歯科インプラント手術支援用具の量産に成功。患者への負担を軽減!

荘村泰治教授(大阪大学大学院歯学研究科)らの研究成果を基に、和田精密歯研株式会社が安心・安全な歯科インプラント手術を行うための手術支援用具(サージカルガイド)の実用化開発に成功しました。近年、歯が欠損した場合の治療法として人工歯根を埋め込み、その上に人工の歯を装着する歯科インプラント手術が普及しています。本開発のサージカルガイドを使うことで手術の安全性や正確性が向上し、手術時間が短縮されるため、患者への負担が軽減します。


セルフクリーニング機能(自浄性)ガラスの新しい製造技術を開発。大面積ガラスの低コストでの量産が可能に!

石井成行名誉教授(富山県立大学)らの研究成果を基に、YKK AP株式会社が大面積プラズマ支援スパッタリング法による自浄性ガラスの製造技術の開発に成功しました。建築分野では近年、酸化チタンが持つ光触媒作用、特に親水性を有する製品が開発されています。本技術は高密度プラズマを有効活用することにより、安価で耐久性に優れた大面積セルフクリーニング機能ガラスの工業生産を可能にするものです。


潮の干満による微振動から震度7を超える激震まで計測。ディジタルサーボ地震計を開発!

木下繁夫教授(横浜市立大学)らの研究成果をもとに、(株)東京測振が「ディジタルサーボ地震計」の開発に成功しました。
従来は、震度の強弱に応じて2種類のアナログ地震計が使い分けられていたものがこれ1台で計測可能、地球上で発生するほとんど全ての地震に対応できます。これにより、計測データが統一されて解析がしやすくなり、複数の地震計を管理する手間とコストを削減。地震予知、火山噴火の研究、ビルの制振機構への組み込みなど、さまざまな用途拡大が期待できます。


マイクロTAS技術が土壌・水質などの汚染現場で威力を発揮!

鈴木博章教授(筑波大学)らの研究成果をもとに、積水化学工業株式会社が、重金属を迅速・高感度・高精度に測定する小型分析装置を開発しました。
重金属分析のほとんどは、現在、大型の分析装置によって行われています。この方法は調査地から離れ、時間もかかるのが問題でした。本開発では、微小電気化学セル=測定用チップを採用し、ティッシュ箱サイズの小型読取機で分析することに成功。工場跡地などの“現場”で活躍が期待されます。


味のデジタル化で"苦くない薬"の出現に期待。人間の舌を模した味覚センサの性能向上に成功!

都甲潔教授(九州大学大学院システム情報科学研究院)らの研究成果をもとに、株式会社インテリジェントセンサーテクノロジーが、人間の舌の反応を模した「味覚センサ」の性能を向上させることに成功しました。
誰にでも味をデジタル化することが可能になり、"苦くない薬"の製剤開発や、"キレ、コク"といった後味のデジタル化で料亭やおふくろの味も再現できるようになります。


アトピーで悩む患者、家族に朗報!着用することでかゆみを軽減する肌着を開発

ダイワボウノイ株式会社がかゆみを鎮める新しい肌着を開発しました。
小宮山淳(信州大学学長)、白井汪芳(信州大学理事)、横関徳二(花園病院元院長)、神村昌孝(神村製作所社長)の研究成果をもとに、機能性繊維の製品化に成功。抗アレルギー剤服用といった投薬治療とは異なり乳児も安心して利用でき、アレルギーで苦しむ患者や家族のQOL(Quality of Life)の向上に役立っています。




委託開発から育った新技術が、日刊工業新聞社の産業技術大賞≪審査委員会特別賞≫を受賞。

開発の内容は、浅野康一名誉教授(東京工業大学)の研究成果をもとに、大陽日酸株式会社が、高純度酸素蒸留技術を用いて、世界で初めて、濃縮度98%以上の高純度18O標識水の製造に成功したというものです。
本新技術では、従来の水蒸留法に比べエネルギーコストが小さく、毒性を持つ一酸化窒素を使用しないことから安全な大量生産が可能となりました。



青色発光ダイオードを実用化。 光の3原色でフルカラー表現が可能に。

赤ア勇教授(当時、名古屋大学)と豊田合成株式会社は、発光効率が高く寿命が長い青色発光ダイオードの製造技術を確立しました。
携帯電話のバックライトや街頭の大型ディスプレイなどの応用製品の総売上は、3兆6千億円に達すると見られ、わが国に大きな経済波及効果をもたらしました。




振動によって褥瘡を予防し、治療する。患者にも介護する人にもやさしいケア用具を開発。

真田弘美教授(東京大学大学院医学系研究科)らとマツダマイクロニクス株式会社は、「振動による褥瘡(じょくそう)治療用具」の開発に成功しました。
床ずれの初期段階の臨床試験の結果、一週間以内にほとんどすべての褥瘡部位での発赤が縮小、あるいは色素沈着へと改善され、発赤の解消に有効であることが確認できました。


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