01 3種類の異なる業務を経験
私の学生時代もそうでしたが、学生にとってJSTは研究支援のための機関というくらいにしか知られていないように思います。しかし私が経験してきた仕事を知っていただくと、さまざまな部署があり、業務内容も多岐に渡っていることがわかると思います。
これまで経験した仕事は大きく3種類あります。最初の業務は学術論文のデータベース化。研究者・技術者の方々が使いやすいように、論文の抄録・索引を作る仕事で、私は学生時代の専攻である農学分野を担当しました。その後、文部科学省の科学技術政策研究所(現 科学技術・学術政策研究所)に出向し、ライフサイエンス・医療分野の研究開発動向調査に携わりました。行政官が政策を考える際、知っておくべき最新の研究開発動向を調査し、レポートを作成する仕事です。ここで2年間勤務し、2003年にJSTに帰任、ファンディングや日本全体の研究開発戦略の企画立案に携わりました。
