01 高校生が大学で理数教育を受けるプログラムを担当
私は法学部の出身ですが、もともと科学技術にも興味がありました。就職活動のとき、大学で開催された企業説明会でJSTを知り、科学技術によって多面的に社会に貢献する重要な存在であると思い、また文系出身者でも科学技術に関われることに魅力を感じてJSTに入職しました。
入職後に配属されたのは理数学習推進部。この事業部では、次世代人材の育成、つまり、若い世代を対象に、科学技術に対する関心や能力を伸ばす理数系教育の推進などを通じて、将来科学技術分野で活躍する人材を育成する事業を行っています。
具体的には、文部科学省が指定した高校の先進的な理数系教育を支援する「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」、各都道府県の選抜チームが理科、数学、情報の競技を行う「科学の甲子園」、高い意欲、能力のある小・中学生を発掘、育成する「ジュニアドクター育成塾」などの事業があります。
その中で私が担当するのは、平成26年度から開始された「グローバルサイエンスキャンパス(GSC)」。その目的は、“将来、グローバルに活躍できる、優れた科学技術人材の育成”です。GSCは、理数分野に対して突出した才能と意欲のある高校生が全国から選抜され、土日や放課後、長期休暇を利用して大学に通い、講義や実験、研究など、大学が提供する高度な理数系教育を受けることのできるプログラムで、私たちJSTの職員は、その事務局として企画・運営に当たっています。
