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アドバイザリーコミッティ―からのメッセージ

遠山 嘉一

(東京大学工学キャリア支援オフィス シニアアドバイザー)


理工系へ進んだきっかけ

 親が造船のエンジニアであったことと、もともと鉄道や自動車が大好きでしたので機械屋になることが夢でした。大学に進学するとき、機械か電気か迷いましたが、そのもっと基礎になる分野として、物理工学を選びました。

研究者としてスタートしたころ

 大学受験の年に初の人工衛星「スプートニク」が打ち上げられるなど、エレクトロニクスの重要性が増して、電子工学科が創設されました。指導教官の移籍に伴って、修士課程は電子工学に進み、レーザー(当時はまだ光メーザーと言いました)の研究を行いました。固体のルビーレーザーの基礎的特性の測定や、ガラスレーザーの発光特性を研究しました。

転機や飛躍に関するエピソード

 民間会社の研究所に入り、まずマイクロ波・ミリ波半導体デバイスの開発研究に従事しました。大容量通信時代の到来で、デバイスの成果がシステムを牽引する時代でした。その後、光通信用半導体レーザー、光検出器の開発を担当しました。エンジニアリングにおける採算の重要性を痛感しました。

後輩への応援メッセージ

 民間企業における女性研究者・技術者は今なおマイノリティ、パイオニアです。皆さん方は女性の代表と見られています。非常に優秀な方が多数おられますので、能力を発揮して頂くために、周囲の者もよき環境つくりを行わなくてはならないと思いますが、皆さん方も「自分のため」そして「後輩のため」によき実績を作ってください。

男女共同参画アドバイザリーコミッティーメンバーとしてのひとこと

 私は理系の民間企業、ワイフは文系の公務員。それを見て育った娘は理系の公務員になりました。応用物理学会で男女共同参画委員会が発足したとき、かつて学会の役員をしていたこと、その委員長と大学時代から懇意であったことから、参画させてもらいました。その後男女共同参画学協会連絡会発足をお手伝いしたことなどのご縁で、アドバイザリーコミッティーメンバーに加えて頂きました。自分自身の経験をもとに、研究者の意見をお国の方に伝えるなど、行政サイドと研究者を結ぶ役目を果たせたらと思っております。