【アートな科学008】 ~JSTの研究開発課題の中の美しい1枚をご紹介します~
コラーゲン膜で作られた人工毛細血管床
無断使用を禁ず
【解説】
厚さ3μmの薄膜状のコラーゲンを用いて作製した、直径100μmの網目状の人工毛細血管床。
膜マイクロマシニング技術により、生体の様々な組織を形作っているコラーゲン等の生体高分子を用いて、微細な3次元構造を人工的に作製できるようになりました。
生体由来の材料のみを用いているため、作製した構造物は、細胞培養や体内埋め込み型デバイスに適しています。
本成果は、再生医療分野で、組織や臓器を作製する際に細胞が育つための足場や、組織内部に栄養を供給するための血管網デバイスとして役立つことが期待されます。
【JST課題名・研究者名】
戦略的創造研究推進事業 個人型研究(さきがけ)
研究領域「ナノシステムと機能創発領域」
研究者:池内 真志(東京大学 先端科学技術研究センター 助教)
撮影者:池内 真志(東京大学 先端科学技術研究センター 助教)
- 【関連リンク】
- さきがけ 池内研究員 研究課題紹介
https://www.jst.go.jp/presto/emergence/scholor/phase03/01.html - 東京大学 生田研究室のホームページ