About JIZAI Body Project

稲見自在化身体プロジェクトでは超スマート社会に適応可能な「自在化身体」を構築する技術基盤を確立することを目指します。「自在化」と位置づけられる技術開発は、人間がロボットやAIと「人機一体」となり、自己主体感を保持したまま行動することを支援し、人間の行動の可能性を大幅に広げると考えられます。

自在化身体を実現するために、身体・行動のシステム的な理解に基づき、VR・ヒューマンアシスティブロボット・ウェアラブルコンピューティング・脳情報デコーディング・機械学習などを用いて、人間と情報環境との関係性を柔軟に設計する「身体性編集」に関する基礎的知見の解明と設計指針を確立します。さらに、設計した自在化身体およびそれがもたらす心と社会の変容を、実社会とバーチャル社会において検証します。

WHAT is ERATO?

ERATOは科学技術振興機構(JST)による、基礎研究を推進する研究支援活動である。社会・経済の変革をもたらす科学技術イノベーションを生み出すことを目的とし、公募で選出された研究総括を中心に、組織を越えた研究員の参加による人を中心とした5年間の時限プロジェクトであり、10-15年後に新たな科学技術分野への展開や、新産業の創出を目指すものである。
本プロジェクトは、稲見昌彦を研究総括とし、東京大学、早稲田大学、慶應義塾大学、豊橋技術大学、電気通信大学の5拠点の研究者からなる3つの研究グループが連携して、2018年4月から2023年3月まで、超スマート社会に適応可能な「自在化身体」を構築する技術基盤を確立することを目指します。
https://www.jst.go.jp/erato/index.html

Our Projects

自在化身体構築グループ

身体・行動のシステム的な理解に基づく、バーチャルリアリティ、拡張現実感、ウェアラブル技術、ロボット技術、テレイグジスタンス、機械学習などを援用した人間拡張のための研究開発と社会実装を行う。

認知心理・行動グループ

認知心理学に基づく、自在化身体がもたらす心理と行動変容の検証と人間の認知と振る舞いや生理反応の解析を行う。

システム知能・神経機構グループ

脳機能イメージングや機械学習などに基づく、自在化身体を支える神経機構の解析、編集された身体性がどのように神経系に表現されるのかの解明、感覚一運動連関の最適化に基づく可制御性の向上を行う。

バーチャル身体構築グループ

自在化身体の構築のためバーチャル環境における自在な身体操作を実現する基盤技術の開発、および実環境の複数のユーザの身体情報の計測を行うことにより、バーチャル環境における共有身体の操作を実現する。

自在化身体調査研究グループ

フィールドワークに基づく社会民俗史学的手法とケーススタディ、市場調査などを通じて、自在化身体に対する社会的要求と社会実装の可能性を明らかにする。