CREST 研究チーム

研究課題名

エネルギー変換計算科学による 相界面光誘起素過程の設計

研究代表者 プロフィール

山下 晃一
山下 晃一
Koichi Yamashita

1982年 京都大学大学院工学研究科石油化学専攻博士課程修了、工学博士。1982年~1984年 日本学術振興会 海外特別研究員(カリフォルニア大学バークレイ校)。1984年~1991年 分子科学研究所 助手。1991年~1994年 基礎化学研究所 主任研究員。1994年~1997年 東京大学工学部応用化学科 助教授、1997年~ 東京大学大学院工学系研究科化学システム工学専攻 教授。
趣味:テニス、合気道、ダイビング


研究メンバー

<研究代表者>
山下 晃一 (東京大学 大学院工学系研究科 教授)

<主たる共同研究者>
久保 貴哉 (東京大学 先端技術研究所 特任教授)
大北 英生 (京都大学 大学院工学研究科 教授)
廣瀬 靖  (東京大学 大学院理学系研究科 准教授)
村岡 梓  (日本女子大学 理学部数物科学科 講師)
辨天 宏明 (奈良先端科学技術大学院大学 物質創成科学研究科 准教授)

※所属・役職は、終了時点のものです。

研究内容紹介

山下 晃一

地球温暖化を抑制するための低炭素社会構築に加え、原発事故に伴うエネルギー危機を回避するためにも新規エネルギーの開発が急務になっています。
 本研究では、次世代エネルギーとして注目されている太陽光エネルギーの利用拡大のカギを握る技術を“相界面光誘起素過程”の観点からとらえ、理論化学・計算化学により解析します。それぞれの技術で求められている相界面光誘起素過程の制御と最適化について、エキシトン・ダイナミクス、バンド・エンジニアリングといった電子構造論・反応論に基づいた分子レベルでの基礎学理に基づいてアプローチします。さらに超高速計算に基づく計算科学と実験検証による実証プロトコルの構築により、高機能相界面を探索・創出します。エネルギー変換技術として有機系太陽電池と光触媒反応を取り上げ、有機高分子、遷移金属酸化物、III-V族化合物半導体、カーボンナノチューブ、グラフェンを基礎材料として相界面を構築し、相界面構造、不純物ドーピング、構造欠陥等の複合的要因を制御、最適化するためのエネルギー変換計算科学を推進します。

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