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免疫制御能を有する高分子ナノ粒子ワクチンの製造

明石 満
大阪大学 大学院工学研究科
教授
URL : http://www.chem.eng.osaka-u.ac.jp/~akashi-lab/

本研究では、生分解性高分子を基盤とした免疫応答制御能を有するナノ粒子を開発し、高分子ナノ粒子ワクチンを実用化するための製造技術および製剤化プロセスを構築します。ナノ粒子の分子設計により、組織・細胞内での抗原動態制御能と免疫賦活剤として機能を付与し、安全かつ普遍性の高いナノ粒子ワクチンを創製することで、感染症・がん・自己免疫疾患の免疫療法に対する新たな治療戦略の展開が可能となります。

 
高機能分子「スーパー抗体酵素」の自動合成装置と大量合成

宇田 泰三
大分大学 工学部応用化学科
教授
URL : http://www.appc.oita-u.ac.jp/biochem/index.html


高機能性ナノ分子「スーパー抗体酵素」は標的とするタンパク質を高度に認識し、かつ、酵素的に分解します。本研究では、 テーラーメード医療を視野に、医療現場で患者に適ったヒト型「スーパー抗体酵素」が作れるという画期的な道具(自動合成装置)を提供すべく、要素技術開発を行います。並行して遺伝子工学的にヒト型配列を持つ「スーパー抗体酵素」を取得し、大量に発現後、このナノ分子の生体内機能を詳細に評価することにより悪性の感染症やガンなどに対する新型治療薬を世界に先駆けて開発します.

 
第二世代カーボンナノチューブ創製による不代替デバイス開発

片浦 弘道
独立行政法人産業技術総合研究所
ナノシステム研究部門 グループ長
URL : http://staff.aist.go.jp/h-kataura/index.html


カーボンナノチューブ(CNT)には金属型と半導体型の2種類があり、それらが混ざって合成される事が実用化の大きな妨げになっていました。この課題では新技術により金属型と半導体型をほぼ完全に分離し、さらにCNT内に異種分子を内包する事により、これまでにない高機能の第二世代CNTの創製を目指します。これを用いて、CNT本来のポテンシャルを活かした、高性能薄膜トランジスタや非線形光学素子の開発を行います。

 
イオン液体と真空技術による革新的ナノ材料創成法の開発

桑畑 進
大阪大学 大学院工学研究科
教授
URL : http://www.chem.eng.osaka-u.ac.jp/~elechem/


蒸気圧が限りなく0に近いイオン液体は、真空下でも蒸発しません。この特徴に着目し、1)イオン液体に金のスパッタリングを行うと金の超微粒子を調製できる、2)イオン液体を走査型電子顕微鏡で観察するとイオン液体は帯電することなく観察できる、という現象を発見しました。これらの発見を発展させ、イオン液体と真空技術を組み合わせた革新的なナノ材料の創成法とそれらの計測法(その場測定法)の開発を目指します。

 
プラズマナノ科学創成によるプロセスナビゲーション構築とソフト材料加工

堀 勝
名古屋大学 大学院工学研究科
教授
URL : http://www.nuee.nagoya-u.ac.jp/labs/horilab/


将来のナノデバイス量産のために、プラズマプロセスを試行錯誤的手法から科学に基づいた手法への質的変換を実現します。そのため、ラジカル・イオン密度、エネルギーのモニタリング技術を有したデスクトップ型コンビナトリアルプラズマ解析装置を創成し、プラズマナノ科学を構築するとともに、科学に基づいたプロセスデータマップによるプロセスナビゲーションという指導原理を確立します。これにより有機ソフト材料の革新的ナノ加工生産技術を確立します。

 
ソフトナノマテリアル3D分子イメージング法の開発

松尾 二郎
京都大学 大学院工学研究科附属量子理工学研究実験センター
准教授
URL : http://sakura.nucleng.kyoto-u.ac.jp/index.html


有機物や生体高分子などのソフトナノマテリアルを高速重イオン励起により脱離・イオン化させる2次イオン質量分析法を開発し、サブミクロンオーダーの分子イメージングを実現します。さらに、有機物を破壊することなくエッチングするクラスターイオンビーム法と有機的に組み合わせて、ソフトナノマテリアルの3D分子イメージング法を確立し、ナノ・バイオテクノロジー分野に画期的な評価手法を提供することを目的とします。

 
 
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