HOME 研究代表者・研究課題 平成25年度採択 今野巧
新物質観をもつイオン性固体の創製と
新機能創出を導く錯体分子技術の開拓
本研究では、イオン性固体物質の常識を覆すような新物質観をもつイオン性固体の創製を目的として、金属錯体を基盤とする分子技術、つまり「錯体分子技術」を新たに開拓します。具体的には、イオン性金属錯体のナノサイズ化と表面機能化を推進し、非クーロン相互作用が空間配列を支配する、新しいタイプのイオン性固体群を創製します。これにより、既存のイオン性固体では見られない未知の現象を発見し、技術革新をもたらす新機能創出につなげます。
図1:ゲストにより反転する低充填型NCISの気体吸着特性
図2:金(I)三核錯体配位子から誘導される116核超分子ケージ
図3:イオン流動型NCISプロトタイプにおける電圧誘起温度差発生
図1:電荷分離型NCISが示す負の電歪挙動
図2:コバルト-銅系低充填型NCIS
図3:イオン流動型NCISの単結晶イオン交換挙動
図1:電荷分離型NCISのH2O2分解能
図2:Zn2+イオンを含む低充填型NCIS
図3:RhIII4AgI4八核錯体の分子構造
図1:電荷分離型NCIS中の塩化物イオン10量体の脱水前後の構造
図2:低充填型NCISのプロトタイプ
図3:イオン流動型NCISのプロトタイプ
図1:電荷分離型のNCISの結晶構造
図2:粉末X線回折の変化
図1:電荷分離型のNCISのプロトタイプ
図2:無機アニオンの集積化挙動