HOME 研究代表者・研究課題 平成26年度採択 鈴木孝禎
創薬を目指した
エピジェネティクス制御の分子技術
後天的な遺伝子発現制御機構として知られるエピジェネティクスの異常により、がんや神経精神疾患などの疾病が引き起こされることが知られています。本研究では、標的誘導型合成などの有機化学的根拠に基づいた独自の化学研究を中心とし、物理学研究、生物学研究との領域貫通型研究を行うことで、創薬を目指した「エピジェネティクス制御の分子技術」の確立を目指します。本研究により、がんや神経精神疾患の革新的治療法が提示されることが期待されます。
図1. リガンド-タンパク質間結合における
N+-C-H···O水素結合
図2. N+-C-H···O水素結合を考慮した
KDM5阻害剤の設計
図. KPZ532, KPZ540 (slow-bindingメカニズム(A))とKPZ560 (slow-bindingメカニズム(B))の遺伝子発現解析
図1. 抗乳がん剤タモキシフェンを乳がん細胞でだけ放出する分子
図2. SIRT2阻害薬の創製
図1. 抗乳がん剤タモキシフェンを乳がん細胞でだけ放出する分子
図2. HDAC1/2阻害薬の創製
図1:HDAC9阻害薬の創製
図2:JARID1A阻害薬のドラッグデザイン