研究者・研究課題
炎症の制御に基づく心不全の予防と治療
- 佐野 元昭
- 慶應義塾大学 医学部 循環器内科 准教授
研究概要
炎症の制御に基づく心不全の予防と治療
心不全は全ての心疾患の終末像であり、日本人の主たる死亡の原因の1つです。肺水腫による呼吸困難は、生活の質を著しく低下させます。従来の神経体液性因子の阻害、利尿剤だけでは、心不全の予防、治療に十分とは言えません。本研究では、心筋梗塞による心不全モデルを用いて、心筋障害後の損傷治癒過程と心臓構築の病的改変機序、肺水腫の免疫制御機構を明らかにして、免疫学的介入による新規心不全治療法の開発を目指します。