研究者・研究課題
慢性腎炎発症マウスモデルを用いた発症機序の解明
- 加藤 博己
- 京都大学 ウイルス研究所 分子遺伝学分野 准教授
研究概要
慢性腎炎発症マウスモデルを用いた発症機序の解明
炎症の慢性化は自己免疫疾患など様々な病気を引き起こしますが、その実態解明まで至っていません。最近我々は、ウイルスセンサー分子MDA5に点変異を持ちループス腎炎様病態を示すマウスを得ました。このモデルマウスを用い、自然免疫機構の欠陥による炎症の慢性化、ウイルス感染との関わりという2つの切り口から炎症慢性化機構の解明に取り組みます。さらにヒトのループス腎炎に対する予防、治療法の新たな確立を目指します。