研究者・研究課題
井上 和秀チーム
脳内免疫担当細胞ミクログリアを主軸とする慢性難治性疼痛発症メカニズムの解明
研究代表者
- 井上 和秀
- 九州大学 大学院薬学研究院 薬理学分野 教授
研究概要
脳内免疫担当細胞ミクログリアを主軸とする慢性難治性疼痛発症メカニズムの解明
世の中には痛みの原因や炎症が消失しても持続慢性化する難治性疼痛があります。神経障害、糖尿病、抗がん剤、がん細胞の浸潤などにより生じ、既存の鎮痛薬が効きにくく、苦しむ患者が世界で2,000万人以上もいます。私たちはこれまでに、脳内免疫担当細胞ミクログリアがその発症に極めて重要な役割を担うことを発見していました。本研究では、難治性疼痛の発症・維持・慢性化メカニズムを、ミクログリアと免疫・炎症との関係から解明し、優れた治療薬の創製に寄与することを目指します。