HOME > 研究代表者・研究課題 平成22年度
最終更新日:2013年4月1日
栄長 泰明 | 革新的環境改善材料としての導電性ダイヤモンドの機能開発 |
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島川 祐一 | 異常原子価および特異配位構造を有する新物質の探索と新機能の探求 |
杉本 諭 | 結晶構造制御によるFe基新規磁性化合物の探索 |
古原 忠 | 軽元素戦略に基づく鉄鋼材料のマルチスケール設計原理の創出 |
堀内 佐智雄 | 有機材料を用いた次世代強誘電物質科学の創成 |
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慶應義塾大学 理工学部 教授
金 有洙 | 理化学研究所 Kim表面界面化学研究室 准主任研究員 |
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中田 一弥 | 東京理科大学 理工学部 准教授 |
斉藤 毅 | 筑波大学 国際統合睡眠医科学研究機構 助教 |
本研究では、レアメタルフリーである炭素材料「導電性ダイヤモンド」に着目し、環境問題を解決する次世代の革新的環境改善材料としての機能開発、機能解明からデバイス創製までを目指します。材料の界面物性を含む基礎物性・極限性能を明らかにするとともに「環境汚染物質センシング」「高効率水処理・汚水浄化」「高効率CO2還元」などの環境改善デバイス創製を行い、次世代グリーンイノベーション推進に広く貢献できる技術を確立します。
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京都大学 化学研究所 教授
陰山 洋 | 京都大学 大学院工学研究科 教授 |
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木村 滋 | 高輝度光科学研究センター 利用研究促進部門 主席研究員 |
小口 多美夫 | 大阪大学 産業科学研究所 教授 |
本研究では、高度情報化社会を支え、未来へ向けた持続可能な社会の構築に向けて、電子デバイス材料のみならず、資源・エネルギー・環境問題の解決に寄与する新しい機能特性を示す材料の開発を中心とした物質創製研究を推進します。特に、ユニークな物質合成手法を駆使することにより、ありふれた3d遷移金属元素を中心に、異常原子価状態と特異な配位構造をもつ新物質の「ものづくり」による革新的機能の開拓を目指した「元素戦略」研究を展開します。
本研究では、Fe、Coなどの遷移金属基材料を中心に、高い結晶磁気異方性を有した新規磁性材料の探索を行い、永久磁石材料へ応用することにより、レアアース使用量削減を目指します。その目的達成のために、「基板制御などによる薄膜技術」「元素置換または侵入型原子の導入または複合化などの微粒子・粉末技術」「超高圧技術」などの材料科学的手法、および計算科学を連携させた研究を推進します。
古原 忠ホームページ
東北大学 金属材料研究所 教授
大谷 博司 | 東北大学 多元物質科学研究所 教授 |
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沼倉 宏 | 大阪府立大学 大学院工学研究科 教授 |
津崎 兼彰 | 物質・材料研究機構 元素戦略材料センター 招聘研究員/ 九州大学 大学院工学研究院 教授 |
軽元素は微量添加でも鉄鋼材料の著しい機能向上あるいは機能劣化をもたらすことが知られています。本研究では、最先端実験解析と計算材料科学を駆使して、社会を支える最重要金属材料である鉄のナノ構造と軽元素との相互作用を解明します。軽元素や他の合金元素の機能の本質的理解に基づいて、力学特性制御のブレークスルーにつながるナノ-メゾ-ミクロにわたるマルチスケールでの材料設計原理を体系化し、限りなくレアメタルフリーで優れた機能をもつ鉄鋼材料の創製を目指します。
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産業技術総合研究所 フレキシブルエレクトロニクス研究センター
フレキシブル材料基盤チーム チーム長
熊井 玲児 | 高エネルギー加速器研究機構 物質構造科学研究所 教授 |
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賀川 史敬 | 理化学研究所 創発物性科学研究センター 動的創発物性研究ユニット ユニットリーダー |
有毒な鉛や希少金属を含まない強誘電体の開発は、元素戦略上の最重点課題でありながら、解決の見通しはいまだ得られていません。本研究では、有機材料による強誘電体のパラダイムシフト実現を目指し、研究代表者らが近年見出したC、H、O、N元素からなる有機強誘電体を基盤に、分子系特有の強誘電性発現機構の微視的解明と、耐久性・動作性向上・薄膜化・印刷化を目指した新物質・プロセス開発を推進し、次世代強誘電物質科学の創成を図ります。