ディペンダブルワイヤレスシステム・デバイスの開発

研究代表者 　坪内　和夫 （東北大学　電気通信研究所　名誉教授） 研究室HP 研究課題概要 画像をクリックすると拡大します 　災害時でも必ずつながり、市民生活に革新をもたらす情報通信ネットワークとして、異種無線通信方式の統合による高信頼・高速無線ネットワークである「ディペンダブル・エア」の実現を目指します。 さらに、準天頂衛星などの衛星通信システムを融合することで、地上インフラを完全喪失した場合にも必ずつながる地上系・衛星系の異種へテロ無線通信システムを融合したディペンダブル・エアへの進化を目指します。 これまでの主な研究成果の概要 画像をクリックすると拡大します （1）ワイヤレスネットワークのディペンダビリティ追求の成果 ●既存の評価手法にとらわれない高信頼・高安定な無線通信ネットワーク評価指標の追求 （2）ディペンダブル・エアを実現するネットワーク・信号処理技術 ●異種方式連携・制御技術 ＊より広域で高速な通信環境を提供できる高信頼システムハンドオーバ技術の特許化 ●スケーラブル周波数領域等化回路（FDE）LSI チップ開発 ＊多重伝搬路干渉・デバイス特性補償のための LSI を開発し異種複数方式の伝搬路推定による最適回線選択を実現 （3）ディペンダブル・エアの進化を支えるデバイス技術 ●世界最小変換エネルギー・超高速 ADC ＊6bit, 700MSps ADC で世界最小変換エネルギー 250fJ/conv. を実現 ●世界最高水準・ミリ波帯オールシリコン CMOS LSI チップ開発 ＊送信回路: 60GHz 帯送信回路チップ開発で高出力（12.5dBm），高利得（40dB），低位相雑音（-89dBc/Hz@1MHz 離調）を実現（90nm CMOS） ＊受信回路: 5GHz/60GHz 帯統合ヘテロ無線ネットワーク用受信回路 LSI チップ開発（90nm CMOS） ＊80GHz 帯発振器 pMOS 発振回路: 世界で初めて pMOS ドランジスタでの動作を実現（65nm CMOS） 実用化への展開 ●端末・基地局メーカなど: 衛星系／地上系融合通信システムへ展開 ＊地上系異種方式統合無線通信システム ＊準天頂衛星を含む衛星系／地上系融合無線システム（衛星・制御局・携帯端末） ●地上系および衛星系通信事業者など ＊衛星系／地上系融合通信サービス運用・提供 ＊スマートフォンなどの高機能携帯端末導入による大容量無線通信ネットワークサービスの事業拡大 ●このほか，自動車・物流・ネットワーク機器企業の参画を計画 主たる共同研究者 　松澤　昭　 （東京工業大学　大学院理工学研究科　教授） 　岩田　誠　 （高知工科大学　工学部　教授） 　藤島　実　 （広島大学　大学院先端物質科学研究科　教授） 　中山　正敏 （三菱電機（株）情報技術総合研究所　部長） 　小熊　博　 （富山高専　電子情報工学科　准教授）

会議資料（公開用）

●キックオフミーティング（平成19年10月）（PDF 1,259kB）
●平成20年度領域会議（平成20年10月）（PDF 243kB）
●ディペンダブルVLSIワークショップ2008（平成20年12月）（PDF 877kB）
●平成21年度領域会議（平成21年4月）（PDF 1,265kB）
●ディペンダブルVLSIシステムワークショップ2009（平成21年12月）（PDF 231kB）
●平成22年度第1回領域会議（平成22年6月）（PDF 879kB）
●平成22年10月第2回領域会議 東北大学 坪内教授（PDF 114kB）
●平成22年10月第2回領域会議 東北大学 亀田助教（PDF 167kB）
●ディペンダブルVLSIシステムワークショップ2011（平成23年3月）（PDF 792kB）
●ディペンダブルVLSIシステムワークショップ2011/12（平成23年12月）（PDF 341kB）
●平成24年度第1回領域会議（平成24年6月）（PDF 312kB）
●平成24年度第1回国際シンポジウム（平成24年12月）（PDF 1,388kB）
●産学連携新技術説明会（平成25年3月）プレゼン資料（PDF 1,215kB）
　ポスター資料（PDF 878kB）
●平成24年度第2回領域会議（平成25年3月）（PDF 4,073kB）

研究年報

●平成19年度実績報告書（PDF 1,133kB）
●平成20年度実績報告書（PDF 603kB）
●平成21年度実績報告書（PDF 1,264kB）
●平成22年度実績報告書（PDF 669kB）
●平成23年度実績報告書（PDF 1,487kB）