モデル検査ツール 1.概要 Cプログラムの検査を行います。 2つの検査ツール(MathSAT4を利用可能/使用しない)バージョンがあります。 このツールの保証およびサポートは有りません。 MathSATは本プロジェクトの成果物とは関係有りません。 MathSATを利用する場合はそれらのライセンス,使用条件に従ってください。 MathSAT4はUniversity of Trentoで公開されている型式検査ソルバーで, 学術環境における研究や評価の目的にのみ使用可能です。 また、書面による許諾なしでは、特に商用製品の一部として使用するなど、 商用環境で利用することはできません。 JST CREST「実用化を目指した組込みシステム用ディペンダブルオペレーティング システムの開発」(DEOS)プロジェクトのもと、東京大学によって開発されました。 2.関連ファイル このファイル readme.txt モデル検査器(MathSAT4を利用しない通常版) sendagi.unstable.tgz モデル検査器(MathSAT4利用可能版) sendagi.with-mathsat.unstable.tgz 3.モデル検査器について mathsat利用可能版の方がより正確な検査ができる傾向にありますが 実行時間は劣ります。 動作確認はDebian Wheezyで行いました。 多くのLinuxディストリビューションでも必要なパッケージを入れれば 動作することと思います。    3.1 必要なパッケージのインストール ここではインストールの概略を記します。詳細はtgzファイルのINSTALLを 参照してください。 # apt-get install -y ocaml-native-compilers libglpk-dev \ ocaml-findlib libextlib-ocaml-dev libocamlgraph-ocaml-dev \ libxml-light-ocaml-dev 3.2 ビルド方法(通常版) % tar xzf sendagi.unstable.tgz % cd sendagi % cp requirements/csisat-1.2.tar.gz . % tar xzf csisat-1.2.tar.gz % cd csisat-1.2 % make % cd ../loligoedulis % make 3.3 実行方法(通常版) ./loligoedulis/clapがモデル検査器の本体プログラムです。 実行オプションは % ./clap --help で見ることができます。 3.4 テストケース実行の例(通常版) 実行には以下のパッケージが必要です。 # apt-get install libounit-ocaml-dev テストツールを以下で作成します。 % cd testsuite % make 以下でテストを実行します。 % cd ../test % CLAPDIR=(The directory where the model checker is located) sh ./run_test.sh (For example, CLAPDIR=../loligoedulis sh ./run_test.sh) テストは場合により数十分程度かかる場合があります。 また現在のモデルチェッカーの制約により失敗する場合があります。