研究総括:安井 至
排出抑制には3種類の方法があります。再生可能エネルギーの利用拡大、省エネ・高効率技術の開発と普及、そして二酸化炭素の分離貯留です。
本領域では、これらに関連する技術が20年後程度を目処に実用化されることを目標として、現時点において創造的な目的基礎研究を行う研究領域です。できるだけ多種多様で、しかも有力な技術群をポートフォリオとして準備し、それぞれの特質を互いが十分に理解した上で競争する研究チームを構成し、開発に向けたより有効な研究がなされるように工夫をしているつもりです。
本年度は、昨年採択した課題の中間報告を6件、それに加えて、領域アドバイザーによるパネルディスカッションを企画しました。前者では、様々な先端的な研究成果の発表が行われることと思います。後者では、この領域の専門的知識を有する有力な研究者によって、未来に向けた今後の様々な見通しが議論されることを想定しております。