2014年10月
(ワークショップ報告書)システム科学検討会ワークショップ報告書 システム構築方法論 -現在の到達点と今後の課題-/CRDS-FY2014-WR-08
エグゼクティブサマリー

独立行政法人科学技術振興機構(JST)/研究開発戦略センター(CRDS)は、JST の研究開発戦略を立案するとともに、我が国の研究開発の推進に資する基礎データおよび知見の収集とそれに基づく戦略的研究分野の提言を行っている。その中で、システム科学ユニットは、「『システム構築は難しい』それゆえに非効率で非経済的な活動が、社会の中で科学技術や経済界の発展の足かせになっている。この難しさを解明し、システム構築の方法論を示すことが一つの課題となっている。」との認識の下に、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)/技術本部ソフトウェア高信頼化センター(SEC)の全面的な協力を得て、平成 25 年 11 月に有識者委員 8 名からなる「システム科学検討会」(主査:鈴木久敏特任フェロー(当時))を立ち上げた。この検討会では、JST-CRDS と IPA-SEC が互いに持つ研究情報を共有し、IPA-SECが長年蓄えてきたソフトウェア開発技術の課題や難しさを学ぶことを通して、ソフトウェア開発技術を含むシステム技術の研究課題を探り、システム構築の方法論を探索することを目的としている。約 8 ヶ月、都合 8 回の検討会活動であったが、最後の第 8 回検討会は主としてソフトウェア開発技術を専門とし、かつシステム構築にも造詣が深い実務家や研究者である外部講師 5 名を招聘し、有識者委員と討論するワークショップ形式で、システム構築方法論の現在の到達点と今後の課題を探ることにした。
この報告書は、今後のシステム構築方法論の研究開発の方向性を確認するため、本ワークショップの記録をまとめたものである。5 名の講師から、それぞれの貴重な経験に裏付けられた報告を受けた後、総合討論を行い、主な結論として、「システム開発を巡る環境変化」、「システム構築方法論の世界の潮流」、「システム構築方法論を含む日本のシステム科学技術が抱える課題と対策」などの知見を得た。

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