2011年5月
(ワークショップ報告書)俯瞰ワークショップ 「ライフサイエンス分野の俯瞰と重要研究領域」 脳神経分野 検討報告書/CRDS-FY2010-WR-07
エグゼクティブサマリー

独立行政法人科学技術振興機構(JST)研究開発戦略センター(CRDS)は、科学全体を俯瞰して日本の科学の発展に重要な研究テーマおよび戦略を提案、検討することを目的とし、そのための場と情報の提供において重要な機能を果たしている。本報告書は平成22 年10 月にJST-CRDS が開催した2010 年ライフサイエンス分野俯瞰ワークショップに向けて、脳神経分野としての重要研究領域の提案と、分野における研究開発動向の将来展望や推進上の課題についての検討活動に関する報告をまとめたものである。本活動は有識者への個別インタビューとインタビュー有識者からの重要研究領域案候補の課題提案、ワーキンググループによる分科会事前検討、ならびに分科会における重要研究領域案候補の評価と総合討論にもとづいている。ライフサイエンス分野俯瞰ワークショップに提出した重要研究領域案については、インタビュー有識者からの個別提案をワーキンググループ参加有識者の協力によって分科会における議論と評価を踏まえ、以下の5 つのテーマに基づく研究開発領域を、将来的に戦略目標につなげていくための提案として紹介することとした。
1.社会的存在としての 人間の意識的行動選択様式の脳科学的理解と最適化法の開発
2.人間の「心」を生成する脳神経過程の生物学的因果性の解明とその異常の克服
3.神経・精神疾患の治療戦略を見据えた統合研究
4. 革新的な工学・理学・遺伝学的技術の開発による脳神経動作様式の大規模高密度の観測と調節
5.脳疾患の“missing heritability”の解明:臨床遺伝学を基盤とする脳疾患の病因解明

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