2009年3月
(ワークショップ報告書)科学技術未来戦略ワークショップ報告書 組織における知識創造支援に関する理論と技術の構築(第1回)(平成21年1月30日開催)/CRDS-FY2008-WR-12
エグゼクティブサマリー

 JST研究開発戦略センター(CRDS)では、戦略プログラム「組織における知識創造支援に関する理論と技術の構築」1に基づき、新しい知識を組織として生み出すプロセスにスポットライトをあて、それを支援するための技術や理論を構築するために今後行っていくべき研究開発がどのようなものであるべきかについて議論を開始した。
 今回(第1回:平成21年1月30日)のワークショップは、新しい研究領域の開拓を目指してCRDSと研究者コミュニティの間で開始された対話の一部である。CRDSの戦略プログラムについて参加者にご説明し、当該プログラムに興味を持つ有識者に情報学、統計科学、認知心理科学、人文社会科学等の観点から幅広くご意見を伺うことができた。例えば、SECIモデル、KJ法、W型問題解決法、イノベーションゲームといった技法・プロセスに関する課題、オントロジー、物語構造、データマイニング、情報共有技術、グループウェアといったツールに関する課題、形式知と暗黙知の間にある“個人知”、協調学習といった認知科学に関する課題、情報流通、ツールや制度を設計するための社会的な課題等が、医療、福祉、企業活動、日常生活、調停、ウェブサービス等の様々な応用分野を例に紹介された。
この報告書は、参加者の講演内容をまとめたものである。
 これをもって開拓されるべき新しい研究領域についての俯瞰的な認識が得られたとするのは尚早であろうが、意見の多様性を認識できたことは大きな収穫であった。
 次回(第2回)以降のワークショップでは、今回の講演内容を振り返りながら、研究対象となる「現場」の候補を具体的に同定し、達成目標や成果の評価方法を海外の取り組みと対比しながら議論していきたい。また、研究推進のためのファンディング制度についても議論していきたい。

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