2007年3月
(ワークショップ報告書)「ナノ・電子情報材料戦略」検討会 報告書/CRDS-FY2006-WR-13
エグゼクティブサマリー

JST研究開発戦略センターのミッションは、単なる科学技術の調査にとどまらず、それを戦略にまで練り上げて戦略プロポーザルとして世に発信することであり、オールジャパンの立場で提言を行うことである。そのための最初のステップが"研究俯瞰マップ"の作成である。ナノテクノロジー・材料関係では(1)物質材料、(2)技術要素、(3)社会・経済の3つの軸で研究全体を俯瞰する。作成過程で“俯瞰ワークショップ”を実施し、そこでの有識者、研究者の方々の意見を取り入れて、グループで蓄積してきたデータベースを元にマップを完成させ、1年毎に見直しを行う。一例として、物質材料軸と技術要素軸を合体させ、社会・経済軸に対して作成した2軸俯瞰図を作成した。本「ナノ・電子情報材料戦略」検討会は「情報・通信」を横串としたナノテクノロジー・材料の俯瞰を目的としている。さらに縦軸にデバイスとしての機能発現単位サイズ、横軸にはデバイスの実現までの到達時間により表されたナノ・電子情報材料俯瞰図を作成した。本検討会のコーディネーターである榊教授のアドバイスにより、1.超高速・超微細・超集積化デバイス、2.新概念・量子構造デバイス、3.新材料系機能の3つの技術領域における電子情報材料の相対的な位置関係を作成した。これに基づき、本ワークショップを構成した。また、研究課題の効率的な解決を図るための新しい仕組みやファンディングシステムについて議論する総合討論のセッションを設け、企業からの視点、コンソーシアムからの視点さらに研究システム・産学連携の各視点から3人のコメンテーターに問題提起をして頂き、投資された研究予算の有効利用、あるいはプロジェクトの効率的な推進法及びその新しい仕組み等についても討論をおこなった。

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