2006年3月
(ワークショップ報告書)科学技術未来戦略ワークショップ~ボトムアップ型ナノテクノロジー~報告書/CRDS-FY2005-WR-15
エグゼクティブサマリー

 平成16年11月、「物質科学」担当の村井眞二上席フェロー・グループは、魚崎浩平教授(北大院理学研究科)を代表コーディネーターとする「科学技術未来戦略ワークショップ(-ボトムアップ型ナノテクノロジー-)」を企画・開催した。本ワークショップでは、ボトムアップ型ナノテクノロジーに関し、その現状を概観するとともに、トップダウン型ナノテクノロジーとの比較・評価を行い、重要研究開発課題として推進するものがあるかを建設的に議論した。そして、将来の研究目標や明確な道筋を設定するための戦略を立案することを試みた。
 ナノテクノロジーを利用したナノ製造技術は、トップダウン型とボトムアップ型とにおおまかに分類できる。ナノリソグラフィーやナノエッチングに代表されるトップダウン型ナノ製造技術は、最も大きな付加価値を生み出しているナノ製造技術であり、今後もその重要性は変わらないと思われる。しかし、加工精度を100nmよりもさらに小さくするには限界が生じており、トップダウン法に代わるボトムアップ法のナノ製造技術が今後のキーテクノロジーになっていくと考えられる。
 上述のような背景を共通認識とし、科学技術未来戦略ワークショップ(-ボトムアップ型ナノテクノロジー-)では、次の3分科会を設定した。
・有機系:居城邦治(北大電子研)
    有機系ボトムアップ型ナノテクノロジーの現状の概観
・金属・半導体系:村越敬(北大理)、小口信行(物材機構)
    金属・半導体系ボトムアップ型ナノテクノロジーの現状の概観
・加工法:下村政嗣(北大電子研)
    ビルドアップ(と自己組織化)に基づく新たなナノ加工技術の可能性

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