2019年3月
(調査報告書)米国「科学イノベーション政策のための科学」の動向と分析(2019年アップデート版)/CRDS-FY2018-RR-05
エグゼクティブサマリー

本報告書は2015年に発行された調査報告書 「米国『科学イノベーション政策のための科学』の動向と分析」(CRDS-FY2015-RR-04)の2019年アップデート版である。このアップデート版では、新しい動きとして前報告書にいくつか追記を施した。
米国では、2007年に「科学イノベーション政策の科学」(Science of Science Innovation Policy :SciSIP)の公募が開始されて以来、10年以上にわたり、毎年総額600~900万ドルの研究が採択されてきた。特筆すべき点として、採択数は事業開始から2014年までは年30件程度であったが、2015年以降は50件~60件超と倍増している。そして採択研究の多くは、計量経済モデルを使用する傾向にある。さらに2014年末にディレクターになったMaryanne Feldman⽒の下でビジネス分野や新しい大学・研究機関の参加が促され、コミュニティの裾野が広がった。またFeldman氏以降のディレクターは任期が1年程度と短いものになっている。SciSIPから派生したSTAR METRICS (現在ではUMETRICS)は、大学と公的機関のデータをリンクさせるものだが、ミシガン大学に本拠を移し、財団の資金で運営しており研究成果も出始めている。一方、参加大学も当初8大学であったが2018年末には35大学と増加している。さらに、2014年のアンケート調査でSciSIPコミュニティに属する研究者と政策立案者との間で、研究成果の政策へのエビデンスとしての価値に認識の大きな違いが認められ、以降ワークショップ等で共通認識としてのサイエンスクエスチョン等の見直しが図られている。

※報告書本文中の外部機関リンク先について、記載の無いものは2019年1月15日時点の情報

PDFダウンロード

添付資料 「米国NSF・SciSIPプログラム 採択研究課題(2007-2018)」:[PDF:0.9MB]

(注意)本データは2007年から2018年までの公募研究をカテゴリーに分類しています。
お手数ですが、見やすいように縮小・拡大していただければ幸いです。

関連報告書