2011年5月
(調査報告書)政策形成における科学の健全性の確保と行動規範について/CRDS-FY2011-RR-01
エグゼクティブサマリー

 近年、政策形成における科学の役割への関心が世界的に高まっている。環境政策や保健医療政策等、科学的知見が決定的な役割を果たす政策分野の重要性が増す中で、科学が政策形成に関与するプロセスの正当性及び信頼性の確保がますます求められている。
 こうした状況の中、海外では政策形成における科学の健全性の確保に向けた取組みが進んでいる。そのような動きについては、昨年7月に当センターの報告書「政策形成における科学と政府の行動規範について-内外の現状に関する中間報告」で紹介したところであるが、その後の各国における検討の進展等を踏まえ、調査の観点と対象を広げつつ、このたび新たに報告書をとりまとめることとした。我が国においては、現時点で政策形成における科学のあり方に関する行動規範が十分整備されているとはいえない。だが、科学が政策形成において適切な役割を果たすべきであるという認識はいまや国際的にも広く共有されているところであり、我が国においても今後、関連機関の協力の下、国際的な連携を深めつつ、政策形成における科学と政府の行動規範の整備を進めるべきである。

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