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プアさん

Pua
留学先
東海大学 工学研究科 機械工学専攻
出身国
フィリピン (デ・ラ・サール大学 機械工学部)
名前
マシュー・ティモシー・アルザガ・プアさん

日本への留学や現在の研究にさくらサイエンスプランはどのような役割を果たしましたか?

さくらサイエンスプランで来日したとき、私はドローンを利用したフィリピンでの研究をうまく応用することができたと思います。私は2週間を東海大学で過ごし、学生とふれあう機会を大いに楽しみました。フィリピンに帰国後もそのときのことは強い印象として心に残りました。2016年に大学を卒業した私は、機械工学からウェブ開発へとキャリアパスを変更していました。もう日本に行くチャンスは二度とないだろうな、と思っていたところ2017年、学部生のときにお世話になっていた先生から「日本の大学院に進学してみないか」というメールを受け取ったのです。失うものはない、と思い切って東海大の大学院を受験し、合格することができました。それから今日まで私はロボティックスを一般の人々によりよく理解してもらえるよう、さくらサイエンスプランで学んだことやウェブ開発で学んだことを活かして日々がんばっています。

日本での生活についてのコメントをいただけますか?

「日本体験」というものはどれだけ日本社会に受け入れられたいか、という気持ちの度合いによって異なってくるでしょう。私は妥協することを選びました。日本での生活に順応しようとしていたとき、「日本人になりきろうとすること」でまわりに受け入れてもらえる手ごたえを感じました。そして友情が成立したときには本音を話せるようになります。この方法で私はうまく馴染めたと思います。研究室でも困っている学生を「先輩」として助けてあげることもありましたが、そこで相手が自分に頼りすぎているな、と感じたときは距離を置いて「自分でやってみたら?」と後輩に自立を促していました。また、専門分野の知識を増やすには師とよべる「メンター」を探すことは非常に大切だと思いました。あなたが2年間指導を受ける教授はもちろんのこと、専門外の知識を持った他の教授から学べることもたくさんあります。数々のエキスパートから成るコミュニティーができあがればお互いに欠けているところを補い合えるでしょう。コミュニティーの一員であれば分野への理解を深めて成長することも、最新情報やその分野での進展について常時把握することもできます。

これからさくらサイエンスプランに参加を希望する皆様にメッセージをお願いいたします。

目の前の機会を逃さないようにしましょう。多くの場合、チャンスは一度だけです。そのときが来たのなら躊躇せず自分のものにするべきでしょう。将来を視野にいれて様々な計画を立てることも大切ですが、具体的なゴールを設定し、そこに向けてがんばってほしいです。そして、そこへ行きつく過程も味わってほしいと思います。人は皆、日々のやるべきタスクに縛られ、仕事場・学校・家の間をせわしなく移動しています。どれだけ空が美しいか、風が冷たいかを忘れがちです。年に一度しか開催されないイベントに参加する、といったことも大切です。そういった小さなことが私たちの心をリフレッシュし、人生の難問に立ち向かうヒントを与えてくれるのではないでしょうか。