金メダルを取ることができ、びっくりしたのと同時にすごくうれしいです。これまで指導してくださった先生方のおかげだと思いますし、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
僕は英語があまり得意ではないのですが、外国の高校生たちと身振り手振りを交えて一生懸命意思を伝え合ううちに、友達になることができ、とてもいい経験ができました。
試験ですばらしい成績を残せたことや世界中の生物好きの仲間との交流を通じて、生物って本当に楽しいなと再確認できました。
僕は子どものころから生物の学者になりたいと思っていたのですが、やっぱりこの道を進んでいきたいと確信しました。
銀メダルとりました! 感無量です。生物学オリンピックは2回目の挑戦で、前回は国内の最終予選で落ちてしまい日本代表になれなかったこともあって、本当にうれしいです。
この2年間をふりかえると、まるで息をするように、ごく自然に生物の勉強をしてきました。それに貴重な体験もさせていただき、自分の知識や考え方を成長させることができたと思っています。お世話になった先生方には心からお礼を言いたいです。
生物学オリンピックは普通の高校生にはできない特別な経験ができる機会だと感じました。生物が好きな人にはぜひチャレンジしてもらいたいです。あきらめずにやれば、道は必ず開けますから。
生物学オリンピックに出題された問題は、実験試験も理論試験もとても難しいのですが、その内容は興味深く、解くことがおもしろいと感じられるものばかりでした。
大会期間中はイギリスの生徒と相部屋だったこともあり、海外の方と交流する機会がたくさんありました。試験の合間には日本のアニメの話題で意気投合したり、「つくばナイト」では日本の祭りや踊りをいっしょに楽しんだりもしました。
驚くほど生物の知識がある人とも知り合え、彼らが将来どんな研究をしていくのか楽しみですし、自分も生物の研究者をめざしてがんばっていきたいと思っています。
メダル受賞者発表のとき、じつはメダルがとれるか不安でドキドキしていました。いざ銀メダリストに自分の名前が呼ばれたときはとてもうれしかったのですが、それだけでなく金メダルを逃した「あ~」という悔しさもこみ上げてきました。
この結果は私にとって大きな自信になりました。また、世界中の生物好きな仲間と将来のことを話し合ううちに、生物学とは一生をかけるに足る学問だと感じました。
将来は、環境変化の影響で白化現象が起きている、サンゴ礁の研究をしたいと思っています。その前に、来年の生物学オリンピックにもぜひ挑戦したいです。今度は、金メダルをめざして。