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光ファイバを用いた直視型超大画面ディスプレイの実用化研究 |
研究シーズ/ |
菅谷 諭(静岡理工科大学 理工学部)
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対角100インチ超の高精細超大画面ディスプレイとして、光ファイバと光走査/制御技術を用いたディスプレイを新規提案した。湾曲面にも対応できることを確認し、高付加価値製品として期待される、ドームディスプレイへの応用研究を進めた。さらに、本技術を太陽光発電や照明・広告灯、或いは殺菌・脱臭装置等の他分野へ応用する研究を進めている。 |
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孟宗竹ミクロパウダー由来の抗MRSA活性物質 |
研究シーズ/ |
徳山 真治(静岡大学農学部 応用生物化学科) |
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孟宗竹由来の抗菌物質としてキノン誘導体が唯一知られているが、孟宗竹ミクロパウダー酢酸エチル抽出画分から、抗MRSA活性を示す化合物質C1,C2,C3を単離精製に成功した。化合物C2は既報の
2,6-Dimethoxy-p-benzoquinoneであったが、
化合物C3はp-Hydroxybenzaldehydeであった。
化合物C1については現在解析中である。 |
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図1 酢酸エチル抽出物フラクションのTLC(No.1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10) |
図2 酢酸エチル抽出物フラクション抗MRSA活性 |
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特異機能性蛋白質レギュカルチントランスジェニック ラットの病態モデル動物としての医薬品開発への応用 |
研究シーズ/ |
山口 正義(静岡県立大学 生活健康科学研究科) |
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トランスジェニックラットが骨病態モデルとしての有用性が見出された。本動物の機能解明を行うと共に骨病態モデルとしての応用研究を行っている。医薬品開発のモデル動物としての有用性についても継続して研究を行なっている。現在、レギュカルチントランスジェニックラットは市販されている。
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正常 TG |
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大規模災害対策用人工呼吸器の開発 |
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呼吸停止から1分後に人工呼吸を開始すれば、約97%の傷病者を救命できるが、10分後では10%以下に低下する。その為、十分に人工呼吸訓練をしていない一般人でも使用できるマスク人工呼吸システムを開発し製品化に成功した。
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顔3Dデータに基づいた マスクインターフェイス形状 |
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キトサンコーティングによる新素材の開発 |
研究シーズ/ |
吉岡 寿(静岡県立大学 環境科学研究所) |
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カニ殻から採れる天然高分子であるキトサンを、炭酸ガスを用いて水に溶解する方法を考案した。このキトサン炭酸ガス水溶液を用いることによって、各種の繊維やフィルムの表面にキトサンの皮膜を形成し、親水性や抗菌性、生体適合性等の、キトサンが持つ色々な機能を付与した新素材の開発が可能になった。
*同研究成果を基に、平成16年3月に天然新素材科学研究所(株)が設立され、平成16年10月に同社へ吉岡教授の経営参画が決まり、同大学発ベンチャー第一号となる。 |
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図1 キトサンコーティングした後インジゴカルミンで染色したポリプロピレン製の不織布 |
図2 キトサンコーティング及び無処理の脱脂綿をフルオレセインで染色した試料の蛍光顕微鏡写真 |
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混合焼結法による透水性軽量建材の開発 |
研究シーズ/ |
佐々木 雅美(東海大学 開発工学部) |
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アルミ鉱さい、PS(ペーパスラッジ)灰、ガラス粉などの廃棄物から製造する混合焼結リサイクル材料の基礎研究および透水性軽量骨材への開発研究は2001年度でほぼ終了した。現在、産官学連携のMcEC研究会において二段式連続焼成炉による中規模実証試験および実用化について調査・検討し、その実現のために外部研究助成に応募している。
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混合焼結リサイクル材料 |
施工例:マンションのバリアフリー外廊下 |
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マイクロ波プラズマを用いる樹脂製包装容器内滅菌に関する研究 |
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本研究では、樹脂製容器で包装された医療器具の滅菌を可能にする新規技術の開発を目的として、マイクロ波を用いた体積波プラズマによる滅菌方法を提案し、その原理検証試験を行った。酸素および窒素を用いたプラズマ滅菌実験の結果、樹脂製包装紙内に挿入した枯草菌(菌個数106個)の高速滅菌を確認した。 |
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図1マイクロ波プラズマ実験装置の写真
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図2 樹脂製包装容器内部における体積波プラズマの生成
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個別対応型三次元血管モデルの作製 |
研究シーズ/ |
稲川 正一(浜松医科大学附属病院 放射線科) |
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最新の医療画像技術を用いて取得した患者の血管の三次元情報を元に、患者個々の血管に対する三次元実体血管モデルを作製する方法を開発した。血管の病気に関する分析や治療法の開発のほか、流体を扱う装置の流体力学的分析や設計に有用と思われる。 |
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作製した腹部大動脈の膜性中空三次元実体血管モデル |
大動脈弓から頭蓋内主幹動脈までの原寸大実体血管モデル
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