佐賀県

平成11年度〜平成14年度
拠点機関
(財)佐賀県地域産業支援センター

科学技術コーディネータ 
鋤本 峻司
活動方針 「佐賀県科学技術振興ビジョン」に示されている理念『人・生活・自然と融和・調和した科学技術』
の振興を目指し、セラミックス環境・内湾環境バイオテクノロジー生産・加工・システム技術ITの5分野にRSP活動の重点化を図りました。
可能性試験の成果

ミカン搾汁残渣を利用した砒素吸着剤
研究シーズ/ 井上 勝利(佐賀大学 理工学部)
実施機関/ 佐賀大学 理工学部
ミカンの搾り滓に含まれるペクチン酸を利用し、環境中に存在する有害物質(砒素)の除去を低コストで行う技術の開発を行いました。この技術は平成12年度の独創的研究成果育成事業(科学技術振興事業団)に採択され、実用化モデル事業に取り組んでいます。

ヒト遺伝子を導入した病態モデル動物の開発

研究シーズ/ 森本 正敏(佐賀医科大学 医学部)
実施機関/ 佐賀医科大学 医学部
動脈硬化の研究に供試可能な病態モデル動物の開発を目的として、動脈硬化の発症、病態修飾に関与すると考えられるヒト遺伝子を導入したトランスジェニックウサギ動物の作製を行いました。
果樹病害リアルタイム発生予測システムと害虫自動計測システムの開発
研究シーズ/ 竹生 政資(佐賀医科大学 医学部)
実施機関/ 佐賀医科大学 医学部
最新のコンピュータ技術と通信技術を用い、低コストと無人化、自動化を可能にする「果樹病害リアルタイム発生予測システム」と「害虫自動計測システム」の試験的システムを構築しました。今後農業分野を中心に野外無人観測分野への応用に向けて、研究開発を続けます。
ゼオライト/ムライト複合ハニカム体の水熱合成
研究シーズ/ 千々岩 清彦(岩尾磁器工業株式会社)
実施機関/ 岩尾磁器工業株式会社
各種粘度鉱物中のシリカがZSM-5型ゼオライト合成のシリカ源になり得ることに着目し、高強度のゼオライトハニカム材料の開発を行いました。平成13年度新世紀戦略型技術移転推進プロジェクト事業(佐賀県地域産業支援センター)に採択され実用化に向けた研究開発(2年間)に取り組みました。
ネットワーク構築
地中探査用表層比抵抗精密測定装置
研究シーズ/ 半田 駿(佐賀大学 農学部)
実施機関/ 佐賀大学 農学部
トランスミッターからの電波を受信し(CSMT法)、地下約100m程度より浅部の比抵抗構造をリアルタイムで表示できる装置の開発を行いました。平成13年度課題対応技術革新促進事業(中小企業総合事業団)に採択され実用化に向けた調査事業を行い、製品化に向けて開発を行っています。
二軸式ドライ真空ねじポンプ
研究シーズ/ 吉野 英弘(佐賀大学 理工学部)
実施機関/ 佐賀大学 理工学部
小型・低振動のドライねじ式真空ポンプの最適設計条件及びねじの高能率加工方法の確立を目指して研究を行いました。製品化に向けて県内企業が検討を進めています。
佐賀県研究者データベース
佐賀大学、公設試験研究機関等の研究者、研究シーズ等をインターネットで公開、検索できるようにしています。
●URL http://www.infosaga.or.jp/kagaku/
大学の研究室公開
大学と企業との連携を深めるため、企業の技術者を対象に、大学の研究シーズや設備の紹介と教授等との懇談の場を提供する研究室公開セミナーを実施しました。
 
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