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大学発ベンチャー表彰2020 受賞者一覧

文部科学大臣賞

企業名
 株式会社サイキンソー
代表者氏名
沢井 悠(代表取締役社長)
支援大学等
大阪大学 微生物病研究所 特任准教授 中村 昇太
支援企業
REVICキャピタル株式会社 代表取締役 中井 一郎
事業内容
人体の常在細菌叢(さいきんそう)データを活用し、次世代のライフスタイルを提供する。
会社概要
人体の腸内細菌叢のDNA検査サービス「マイキンソー」を提供し、サービスを通じて収集した大規模腸内細菌叢データプラットフォームを用いて次世代のライフスタイル提案技術を開発するヘルステックベンチャー。大阪大学微生物病研究所との共同研究により腸内細菌叢の検査・解析技術を開発し、現在、国内最大規模の検体データを保有している。生活習慣病、循環器系疾患、免疫疾患など様々な「未病」を検知することで、「未病ケア/改善サービス」の実現を目指す。
大学による支援内容
大阪大学微生物病研究所との共同研究により、腸内細菌叢の検査・解析を「安価、迅速、正確」に実施できるプラットフォーム技術を開発。現在も、解析手法について継続的な技術支援を提供している。
企業による支援内容
創業直後の2015年初頭から、販路開拓や販売戦略立案、事業計画作成など経営面で様々な助言を頂いている。シード、シリーズAで出資を行い、専門人材の採用、解析設備の拡充等、「未病検知サービス」の早期実現に向けた体制整備の支援を行った。
受賞理由
腸内細菌叢のDNA検査サービスのパイオニアとしてこれまでに無いソリューションを提供する技術であり大学、企業との連携によって着実に事業を進めている点で評価ができる。既に2万件の個人向け検査の実績を持っており、これからの他サービスへの展開も含めて今後大きく成長することが期待される。

経済産業大臣賞

企業名
 株式会社イノフィス
代表者氏名
折原 大吾(代表取締役社長)
支援大学等
東京理科大学 工学部 機械工学科 教授 小林 宏
事業内容
重作業での腰の負担を軽減させる装着型ロボット「マッスルスーツ」の開発・販売を行っている。
会社概要
「生きている限り自立した生活を実現する」を企業理念に、どんな人でも動き続けることができるよう様々な部位を補助する装置の開発を行っている。主力製品である腰補助用マッスルスーツは2006年から開発。2019年には機能・価格のバランスが圧倒的に優れている「マッスルスーツEvery」発売し、累積出荷台数は1万台を超えた(2020年3月時点) 。
大学による支援内容
創業者の小林教授が菊池製作所と2013年に創業。東京理科大学TLOと連携し、関連技術に関しては将来の事業を視野に入れ大学単願で特許を出願し、イノフィスが占有実施権を有することが可能となる。小林教授は取締役として先頭に立ち技術開発を推進中。
受賞理由
事業会社・アカデミアとのアライアンスを構築し、顧客ニーズを製品改良に素早く取り入れる高速サイクルを実現しており、このような連携を活かして事業化を進めている点が高く評価された。日本発のマッスルスーツメーカーとして、大きく成長することが期待される。

科学技術振興機構理事長賞

企業名
 株式会社Xenoma
代表者氏名
網盛 一郎(Co-Founder & 代表取締役CEO)
支援大学等
東京大学大学院 工学系研究科 教授 工学系研究科長 工学部長 染谷 隆夫
支援企業
豊島株式会社 営業企画室 執行役員 営業企画室長 溝口 量久
事業内容
着用するだけでヘルスケアデータを取得できるスマートアパレル「e-skin」を展開しています。
会社概要
Xenoma は“e-skin makes everyone’s life HAPPIER and HEALTHIER.“というコーポレートビジョンを掲げ、スマートアパレル(IoT衣服)「e-skin」を展開している。e-skinを通じて、日常生活における楽しみや利便性を向上し、さらに安心安全な社会の実現に貢献するための「予防医療」に繋がる製品やサービスを開発、提供している。
大学による支援内容
東京大学・染谷研究室/JST ERATO染谷生体調和エレクトロニクスプロジェクトのスピンオフとして設立された。染谷教授が2003年に提案した「伸縮性エレクトロニクス」を元にアパレル製品に応用したものが「e-skin」である。
企業による支援内容
豊島株式会社の調達力により生地や副資材の幅が広がり、着用シーンに合った「日常に溶け込むe-skin」の開発が可能となった。また、アパレル業界において長年培われたネットワークと信用力により顧客開拓を支援した。
受賞理由
ウェアラブルのスマートアパレルで実際に製品を上市し事業として成立している。また、経営方法においても日本だけではなくグローバル展開を目指した組織体制・経営方法で推進しており高く評価できる。日本発のスマートアパレルの実用化により、今後大きく成長することが期待される。

新エネルギー・産業技術総合開発機構理事長賞

企業名
 Hmcomm株式会社
代表者氏名
三本 幸司(代表取締役CEO)
支援大学等
産業技術総合研究所 人工知能研究センター 研究チーム長 緒方 淳
事業内容
ディープラーニングを用いた音声認識・自然言語解析の事業と、AIでの異音検知事業を提供している。
会社概要
「AIで価値を創出し、革新的サービスを提供することにより社会に貢献する」をビジョンに掲げ、創立当時からデータ分析・AIアルゴリズム構築をコアコンピタンスとして、製造・通信・流通・金融など様々な業界でのプロジェクトを通して社会貢献に取り組んできた。これまで培った分析・技術ノウハウを用いて、AIコンサルティング・アルゴリズム構築・開発を提供して新たな価値を創出して社会貢献を目指していく。
大学による支援内容
産総研独自の研究・開発技術の提供(音声認識)や、技術の特許許諾、研究者の社外取締役への就任、ネットワークを活かした企業への紹介等、技術と人の両面から多角的な支援を行っている。
受賞理由
音声認識・自然言語処理技術にベースとなる強みをもっており、そこにAIを活用することで得意とする技術の活用を幅広くできることが評価できる。労働生産性の向上という社会的課題の解決のために求められる技術であり大きく成長することが期待される。

日本ベンチャー学会会長賞

企業名
 NABLAS株式会社
代表者氏名
中山 浩太郎(代表取締役 所長)
支援大学等
東京大学 産学協創推進本部 イノベーション推進部 インキュベーション担当ディレクター 菅原 岳人
事業内容
AI人材育成事業、コンサルティング事業、R&D事業を一体で行い、AIに関するソリューションを提供する。
会社概要
東京大学発のベンチャー企業であり、AI人材教育・育成機関、そして最先端のAI技術、特にDeep Learning技術を活用したソリューションを提供するAI総合研究所である。AI人材育成事業「iLect」を中心に、AIコンサルティング事業・R&D事業を一体で行っている。AI技術の社会実装を様々な形で実現し、人・テクノロジー・社会問題を繋げることで、人が人らしく生きられる社会の実現を目指す。
大学による支援内容
東京大学での研究・教育成果を事業化する形で社会に還元し実用化していく活動を支援しており、東京大学内に位置するインキュベーション施設「アントレプレナーラボ」を提供しており、同拠点は創業時よりNABLAS社の拠点として利用されている。
受賞理由
すでに数千人を超える教育プログラムの受講者実績があり、AIに関するソリューション展開において着実な事業展開を行っている点が評価できる。さらに拡大が見込まれるAI教育、企業等へのAI導入に視点をあてたビジネスモデルに今後の発展が期待される。

アーリーエッジ賞

企業名
 株式会社アグロデザイン・スタジオ
代表者氏名
西ヶ谷 有輝(代表取締役社長)
支援大学等
東京大学 産学協創推進本部 イノベーション推進部 ディレクター 宮脇 守
事業内容
タンパク質結晶構造解析を活用した安全性の高い農薬の研究開発。
会社概要
医薬品の創薬スタートアップは多数存在するが、当社は世界的にも数少ない農薬に特化した創"農"薬スタートアップ。既存の農薬開発では、候補化合物を直接病害虫に投与する”ぶっかけ探索法”が主流である。一方、当社はターゲットタンパク質の結晶構造に基づいて化合物デザインを行い、対象病害虫のみに作用する分子標的農薬を実現する。持続的農業に貢献する『硝化抑制剤』や、特定の害虫のみに作用する『殺虫剤』などを開発中。
大学による支援内容
硝化抑制剤のシーズは、創業者の西ヶ谷が東大の連携大学院である(国研)農研機構・高度解析センター・山崎俊正研究室で行った博士論文研究をもとにする。起業支援として、EDGEプログラム(起業家教育)およびインキュベーション施設の提供をしている。
受賞理由
創“農”薬という分野に挑戦する企業であり、研究者自らがアントレプレナーシップ講座への参加を経て研究成果の社会実装のために起業をしており、これまでの資金調達や事業体制推進などの一連の流れが評価できる。これまでに無い分子標的農薬をデザインするものであり実用化による大きな社会的インパクトの創出を期待したい。

2019年度受賞者一覧は こちら

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