研究開発成果
※研究者の所属・肩書および参画企業等記載は課題採択または記事掲載時のものであり、現在とは異なる場合があります。
ICT・電子デバイス
製品化/起業
触れた瞬間にどのような材料かを「未来予測」できるAIシステム開発に成功
キーワード :  薄膜型触感センサ、3D追従型、触覚データベース、ロボット把持、動作生成モデル、AIシステム、滅菌性
研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 産学共同(本格型)
研究開発課題名 触感インターフェースシステムによる新しい生活ソリューション(開発期間:令和2年12月~令和7年3月)
プロジェクトリーダー所属機関 イナバゴム株式会社 研究者 中山 忠親(長岡技術科学大学)

本研究においては、人支援ロボットやものづくりロボットに必要なセンサと制御システムを一体で開発することを目標とし、ロボットに求められるセンサ技術の中でも、人の手の繊細さと温もりを有する次世代感触センサをコア技術として、感触に関するロボット周辺技術を構築した。利用技術として、より具体的には、①ロボット全体に表面実装出来るフレキシブル性と発熱による滅菌を可能とする新型触感センサ、②触覚版SLAMともいうべき感・動機能を有する高度制御ロボットシステムを試作した。これらの結果から、柔軟物を含む未知の物質を把持できるロボットシステムを試作した。
また、応用化製品として、『3D曲面追従型薄膜型センサ』の開発に成功し、販売を目的とした製品開発を実現できた。

成果説明画像

期待されるインパクト(効果、意義、市場規模、売り上げ予測)

本研究で開発した技術及び成果を基に、『3D曲面追従型薄膜型センサ』においては、2025年の早い時期に販売を開始するとともに、早期量産化の実現を目指す。
また、ロボットハンドセンサにおいては、各ユーザーごとに使用を策定し、ロボットメーカーなどとの連携を通じ、カスタムメイドで商品を開発し市場投入する。

開発者の声

本研究開発は、通常ではほとんど交わることのない、材料科学者とロボット制御研究者がまさに一同に介して研究を行うことで、極めて質の高い学際領域を構築することができた。材料工学の観点からは、実験をしてみないとわからない、いくつかの新しい概念実証を行うことができた。ロボット制御の観点からは、柔軟センサの非線形特性補正アルゴリズムの提案、触覚版SLAMの実現、AI制御による超高速な応力の未来予測とそれによる最小のエネルギーで動作するロボット概念の実証という卓越した成果を得ることができた。


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