
※研究者の所属・肩書および参画企業等記載は課題採択または記事掲載時のものであり、現在とは異なる場合があります。
ものづくり
製品化/起業
キーワード :
探査用2インチ結晶育成技術、チョクラルスキー法、酸化物シンチレータ、高温域世界最高エネルギー分解能
探査用2インチ結晶育成技術、チョクラルスキー法、酸化物シンチレータ、高温域世界最高エネルギー分解能
研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)
実用化挑戦タイプ(中小・ベンチャー開発)
研究開発課題名
高温域で劣化しない資源探査用シンチレータ(開発期間:平成25年12月~平成29年3月)
プロジェクトリーダー所属機関 株式会社C&A 研究者 吉川 彰(東北大学)
プロジェクトリーダー所属機関 株式会社C&A 研究者 吉川 彰(東北大学)
C&Aおよび東北大学は、資源探査用シンチレータとして期待されるCe賦活La置換Gdパイロシリケート(Ce:La-GPS)の2インチサイズの大型結晶の作製に成功した。作製成功した結晶は、クラックフリーであり、かつインクルージョンのない無色透明であり、シンチレータとしての特性を満足できると予想される結晶であった。また作製成功した大型結晶について、加工および化学研磨技術を開発し評価サンプルを作製した。そして開発目標の一つであるリチャージ5回目における結晶の発光特性(150℃での発光量20,000Ph./MeVで,半値全幅のエネルギー分解能9%@662keV以下(世界最高性能),蛍光寿命100ns以下)を満足し、今後の量産技術開発にもつながる生産歩留70%以上も満足した。市場展開を見越したサンプル販売を行った。また、当該結晶のピクセルアレイ化に成功し、ガンマカメラの原理実証に成功した。
