研究開発成果
※研究者の所属・肩書および参画企業等記載は課題採択または記事掲載時のものであり、現在とは異なる場合があります。
情報通信・デバイス
プロトタイプ
超高真空、低温チップ増強ラマン散乱装置の開発
キーワード :  チップ増強ラマン散乱、超高真空、低温、マッピング
研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)  シーズ育成タイプ
研究開発課題名 超高真空、低温チップ増強ラマン分光イメージング装置の開発(開発期間:平成25年12月〜平成28年3月)
プロジェクトリーダー所属機関 株式会社ユニソク 研究者 尾崎 幸洋(関西学院大学)

株式会社ユニソクは、関西学院大学、産総研四国らと協力し、超高真空、低温チップ増強ラマン散乱装置を開発した。チップ増強ラマン散乱法は、高感度、高空間分解能な分子構造測定技術として注目されているが、大気中測定においては安定な測定が難しい状況にある。現在のTERS測定がもつ問題点を解決し、安定な分子イメージング装置として完成させるために、1)超高真空、低温測定装置の開発、2)探針の理論、実験両面での最適化、3)標準サンプルの作製を軸に開発を行った。それぞれの軸の開発で得られた成果を相互にフィードバックして改良を行うことで、空間分解能数nmの安定なTERS測定が可能な装置や、銀バルクのワイヤーから作製した増強率の高い探針を開発することができた。

成果説明画像

期待されるインパクト(効果、意義、市場規模、売り上げ予測)

現在、操作プローブ顕微鏡技術は二極化が進んでいる。一つは極限状態での測定であり、もう一つは複合測定による新しい情報の取得である。
超高真空、低温でのTERSの安定な測定は、分子構造や振動状態も測定可能な装置であり、安定な測定ができる今回の装置は市場において大きな位置を占めるものとなりうる。

開発者の声

本課題で、安定なTERS装置及び探針作製技術、標準サンプル作製技術を構築することができ、評価技術や測定ノウハウなどの検討も行うことができた。A-STEP事業の支援のおかげで、このような関連技術を包括的かつ連携しつつ開発を行う機会を得ることができたことが今回の開発につながったと考えている。
※本成果は、第29回「中小企業優秀新技術・新製品賞」一般部門 優秀賞を受賞しました。
●第29回「中小企業優秀新技術・新製品賞」一般部門 優秀賞受賞(日刊工業新聞電子版)
●中小企業優秀新技術・新製品賞 開発の舞台裏(9)優秀賞-ユニソク(日刊工業新聞電子版)



このページの先頭へ
独立行政法人 科学技術振興機構