研究開発成果
※研究者の所属・肩書および参画企業等記載は課題採択または記事掲載時のものであり、現在とは異なる場合があります。
ものづくり・産業基盤
プロトタイプ
加飾シートの厚さ変化に対応可能な金型の開発
キーワード :  3Dインモールド転写、突板インサート成形、自動車内装材
研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)  シーズ顕在化タイプ
研究開発課題名 新規加飾技術による自動車内装材の開発(開発期間:平成25年1月〜平成25年12月)
プロジェクトリーダー所属機関 株式会社ミロク製作所 研究者 篠原 速都(高知県工業技術センター)

これまでに開発した3D インモールド転写技術と突板インサート成形技術を発展させ、同じ金型で両技術を展開できるユーティリティのある金型を開発した。問題となる加飾シートの厚みの変化には、金型製品周辺部に2 段階シャーエッジ構造を設け、ゲート直下のシートへのダメージや樹脂流動により発生する意匠面へのシワの発生などには射出プレスモードで成形を行うことなどで問題を解決した。
本開発は金型イニシャルコストの低減、少量多品種にも対応できるシステムとして有効であり、現状の試算では、両技術とも従来技術に対してコストダウンが可能である。((株)ミロク製作所、日本ケミテック(株)、高知県工業技術センター共同研究)

成果説明画像

期待されるインパクト(効果、意義、市場規模、売り上げ予測)

本技術は日本のものづくりを牽引する自動車製造、特に射出成形や金型加工に関するものであり、国際間競争の中で求められる高意匠性、低コスト化を具体化できる技術であると確信している。意匠性においては従来製品と比べ、より複雑形状に対応できることに加え、成形と同時に転写することにより従来製品よりコストダウンが可能である。
この技術はまだ量産性を確立していく必要があるものの日本における現状での水圧転写やインモールド成形などの従来技術を凌駕するデザインパフォーマンスによる高付加価値の付与が可能となる。
更にグローバル展開が可能な技術であり、日本のものづくりを死守している自動車業界に大きなインパクトを与えることができると考えている。

開発者の声

この新規加飾技術による自動車内装材の開発において一番の課題は、厚さの異なる意匠シートに対応できる金型ができるかどうかであった。皆で意見を出し合い、必要な機構を組み込んだ3Dインモールド成形と突板インサート成形可能な金型ができあがり、両成形法で綺麗な成形が得られたときは、 安堵した。


このページの先頭へ
独立行政法人 科学技術振興機構