研究開発成果
※研究者の所属・肩書および参画企業等記載は課題採択または記事掲載時のものであり、現在とは異なる場合があります。
ものづくり・産業基盤
製品化/起業
省エネタイプ大光量 集魚用LED照明の開発
キーワード : 魚比視感度、LED集魚灯、省エネルギー、燃料費、漁船用照明、自律式照度制御
研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)  シーズ育成タイプ
研究開発課題名 低環境負荷型高輝度インテリジェント魚群コントロールLED照明の開発(開発期間:平成23年11月〜平成25年10月)
プロジェクトリーダー所属機関 交和電気産業株式会社 研究者 安樂 和彦(鹿児島大学)

効率的な漁獲を実現させるため、魚群行動に対する発光スペクトル特性及び発光量との関係を調査・解析し、魚群行動を制御可能な最適発光スペクトル特性と発光量を有し(図1 参照)、かつ発光量が制御可能な大光量集魚用LED 照明を開発して製品化した。特に、LED 水中灯は、短時間で高効率な漁獲を可能にするために、インテリジェント機能(自律式照度制御機能等)を付加し、集魚状態に応じたLED 照明の発光量制御やスマートフォン等による遠隔制御可能な、次世代型集魚用LED 照明システムを開発した。また、本事業で開発試作した集魚用LED 照明を用いたフィールド調査の結果、集魚灯の消費電力が約80%削減、照明用燃料が約58%削減、発電機数半減、同回転数低減等、省エネ・コスト低減効果の確認ができた。

成果説明画像

期待されるインパクト(効果、意義、市場規模、売り上げ予測)

既存の高出力電球集魚灯に比べて、集魚性や漁獲量が同等で、消費電力削減、照明用燃料削減(削減額約87万円/年)、発電機数半減、同回転数低減の効果が得られ、漁業経営の安定化、食の安定供給、低炭素社会実現に貢献できる。集魚灯の国内市場規模は、約5,000億円と推定、売上予測は、年6億円程度を見込む。

開発者の声

魚比視感度に合った高効率LED照明が開発でき、漁業経営改善に貢献できる。今後の展望としては、漁猟操業における全ての燃料費(灯火用+船舶移動用)を削減するために、更なる高効率LED集魚灯の実現や海面温度等の気象データと連携した、より強力な漁業支援可能なLED照明システムの実現が期待される。
※この成果は、産学官連携ジャーナル(2015年6月号)にて紹介されました。
●産学官連携ジャーナル(2015年6月号)【特集:シーズを発掘して実用化する「集魚用の大光量LED照明の開発」 】


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