
※研究者の所属・肩書および参画企業等記載は課題採択または記事掲載時のものであり、現在とは異なる場合があります。
ものづくり
製品化/起業
キーワード :
チタン合金、精密溶接技術、微細冷間鍛造技術、眼鏡フレーム、医療機器
研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)
シーズ育成タイプ
研究開発課題名
高輝度レーザプロセス制御法を用いたチタン合金の高品質・高効率加工技術(開発期間:平成22年7月~平成25年3月)
プロジェクトリーダー所属機関 株式会社シャルマン 研究者 片山 聖二(大阪大学)
プロジェクトリーダー所属機関 株式会社シャルマン 研究者 片山 聖二(大阪大学)
眼鏡フレームは装着者への負担を軽減するため、軽量であるチタン系素材が多く用いられる。一方でチタンは難加工材であり、近年複雑・多様化しているデザインでは、素材の加工限界から工程数が増え高コストとなり、デザインによっては量産化すること自体が困難であった。本開発技術は、大阪大学のシーズである高輝度レーザを用いたプロセス制御法による溶接欠陥を抑えた高品質な精密溶接技術と、(株)シャルマンが開発したサーボプレスを用いた複合加工モーションによる高精度・高効率な微細冷間鍛造技術およびチタン合金のフレーム外観品質を向上させる噴射加工技術を融合し、異なる特性を有するチタン系素材を適材適所に配置し一体化させた高機能かつ緻密なデザインの眼鏡フレームの実用化を可能とした。また眼鏡フレームに留まらず、これらの技術を高度に利用し、眼科および脳外科手術用等様々な診療科の医療機器へ展開している。
