研究開発成果
※研究者の所属・肩書および参画企業等記載は課題採択または記事掲載時のものであり、現在とは異なる場合があります。
ものづくり・産業基盤
製品化/起業
1000万分の1秒の未知の世界を記録する超高速度ビデオカメラを開発
キーワード :  高速度ビデオカメラ、衝撃波、衝撃・破壊試験、放電・プラズマ
研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)  シーズ育成タイプ
研究開発課題名 超高速光イメージング技術の実用性検証(開発期間:平成21年12月〜平成23年3月)
プロジェクトリーダー所属機関 株式会社島津製作所 研究者 須川 成利(東北大学)

最高2000 万コマ/ 秒の高速動画撮影が可能な超高速CMOS イメージセンサを開発した。従来のCMOS センサは画像メモリをセンサ外部に配置するため、出力端子の数により信号伝送線の本数が制限されていた。本センサは画像メモリを内蔵し、撮影中に内蔵メモリに各コマの全画素信号を同時並列的に記録し、撮影後に外部に読み出す方式により、出力端子数の制約を受けずに伝送線の本数を増やすことを可能とした。画素内の信号電荷の移動速度を最適化し、伝送線での信号劣化を最小限に抑える設計を実施し、従来の高速撮影CCD センサと比較して約20倍の高速動画撮影が可能になった。

成果説明画像

期待されるインパクト(効果、意義、市場規模、売り上げ予測)

製品化した高速度ビデオカメラ「HyperVision HPV-X」は、理工学・医学分野の先端研究、航空・宇宙機器の先端材料開発、製品の故障解析など、高速度撮影が必要とされるあらゆる分野において幅広い利用が期待されている。「今まで測定できなかったもの、見えなかったものの可視化」を実現した「HPV-X」は今後さまざまな領域の研究ニーズと結び付き、革新的な技術や製品を生み出す原動力になると期待される。

開発者の声

高速撮影技術は、科学・技術分野の基礎研究や先端素材・先端機器の開発に必要となる汎用技術であり、A-STEP事業により本技術が実用化されたことの社会的意義は大きい。開発者として、本成果が今後の科学技術の発展に寄与することを期待している。
※この成果は、株式会社島津製作所からプレスリリースとして発表されたほか、広報誌「ぶーめらん」でも紹介されています。
●株式会社島津製作所 広報誌「ぶーめらん」バックナンバー:科学を変える1,000万分の1秒

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独立行政法人 科学技術振興機構