研究開発成果
※研究者の所属・肩書および参画企業等記載は課題採択または記事掲載時のものであり、現在とは異なる場合があります。
ものづくり
プロトタイプ
ハイサイクル成形用CFRTPスタンパブルシート量産技術の確立
キーワード :  CFRTP、大型シート、プレス成形、易加工性、量産
研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) NexTEP-Bタイプ
研究開発課題名 ハイサイクル成形用CFRTPシートの量産プラント(開発期間:令和元年12月~令和4年3月)
製品化企業名 サンコロナ小田株式会社 研究者 鵜澤 潔(金沢工業大学)

課題名「ハイサイクル成形用CFRTPシートの量産プラント」として、ハイサイクル成形用の炭素繊維強化熱可塑性スタンパブルシートの量産技術の開発・技術検証を本事業で実施した。開発・技術検証と市場評価を並行して実施し、川下ユーザーが使いやすい低圧(10MPa以下)で成形加工できるCFRTPスタンパブルシートの量産技術の確立を目指し、量産性(20㎡ /h)、板厚バラつき0.2㎜以内、物性バラつき・指定値を定め、量産装置・材料およびシート製造技術を検証した。
量産性においては、1.0x1.5mのシートを量産性目標数値・板厚バラつき(0.1㎜以内)、指定物性を満足するシート量産技術を確立した。

成果説明画像

期待されるインパクト(効果、意義、市場規模、売り上げ予測)

易加工性の大型CFRTPシートを市場供給することにより、軽量・高強度のCFRP部品の量産を実現し、自動車等の移動体に代表される金属部品から軽量CFRP部品に置き換えが期待できる。

開発者の声

本事業の開発で得られた知見・技術蓄積を元に、複合材料だけでなく面状加工技術・大型シート成形を使用した新事業案件への引合いを受け、新たな事業創出の期待が得られた。
JST事業による開発投資支援により、量産プラントに対する特化した開発を行えたことにより、客先への試作製品の供給・評価を効率的に実施でき、弊社事業開発が大幅に進むことができた。


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