
2023年度 産学共同(育成型)の募集概要
支援の概要
目的・狙い | 社会課題解決等に向けて、大学等の基礎研究成果を、企業との共同研究に繋げるまで磨き上げ、共同研究体制の構築を目指す。 |
課題提案者 | 大学等の研究者 |
研究開発期間 | 最長3年度 |
研究開発費 |
上限1,500万円(年額、間接経費含む、税込) 初年度は上限750万円 |
資金の種類 | グラント |
対象分野
ICT・電子デバイス、ものづくり分野/PO:藤巻 朗 (名古屋大学 副総長/大学院工学研究科 教授)
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本分野は、IoT、AI、デバイス、ネットワーク技術等のICT基盤技術に関する提案や、生産技術の更なる高度化、潜在的ニーズを先取りした新たな設計手法、ニーズに柔軟に対応可能な加工、組み立て等の生産技術、さらにはロボティクスも含めたサイバーフィジカルシステムなどに関する提案を幅広く対象とします。
また、異分野との連携・協働による融合領域に資する研究提案も対象となります。
材料、物性から電子デバイスを核に据えたシステムやネットワーク、実際にものを作るための加工技術や生産技術、さらにはサイバー空間での解析等を巧みに利用した機械やシステムなど、ハードウェア・ソフトウェアに関わらず、社会変革をもたらすようなICT・電子デバイス、ものづくりに関わる提案を募集します。 選考にあたっては、提案が学術に根ざしており、結果として社会実装の際の様々な制約条件にも対応できる柔軟性を有していることを重視します。また、社会課題に対し、技術以外も含むさまざまな角度からの検討とともに、技術に関しては複数の要素を組み合わせて解決に当たる提案も歓迎します。ICT・電子デバイスやものづくりは、日本が世界を先導してきた分野です。この伝統を継承しつつも、従来の枠にとらわれない、皆がわくわくするような提案を期待します。
機能材料分野/PO:加藤 一実 (産業技術総合研究所 理事)
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本分野は、革新的な構造材料や新機能材料などの、様々なコンポーネントの高度化によりシステムの差別化につながる素材・ナノテクノロジー、再生可能エネルギーの開発に関する基幹材料技術、省資源化・資源循環技術や代替素材技術、カーボンニュートラルに向けた環境負荷の低い製造や原料精製技術などに関する提案を幅広く対象とします。
また、異分野との連携・協働による融合領域に資する研究提案も対象となります。
課題先進国と称される我が国において、多様化した社会課題を解決し、持続可能な社会を構築するための技術開発は多岐にわたり、機能材料の開発はその中核的な役割を果たすと考えます。本分野では、若手研究者による、固定観念にとらわれない、斬新なアイデアに基づく提案で、新機能の発現や高機能化、ナノ~マクロ構造の制御、さらには機能-構造の相関性に紐づく新奇機能のデザイン、既存材料・技術の延長線上にない革新的材料技術などに関する提案を求めます。また、将来あるべき社会の姿を描き、多様な社会課題の解決や国際競争力の向上のために、新たな機能の科学的根拠の解明、新材料の産業化への道筋の見える化の同時達成を目指すとともに、我が国の若手研究者に緊要な研究力の向上についても、高い意欲を有する研究者からの提案を尊重します。
アグリ・バイオ分野/PO:西島 和三 (東北大学 未来科学技術共同研究センター 特任教授(客員)/独立行政法人 日本学術振興会 監事)
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本分野は、高機能バイオ素材、バイオプラスチック、持続的一次生産システム、有機廃棄物・有機排水処理、生活習慣改善ヘルスケア、機能性食品、デジタルヘルス、バイオ医療・再生医療・細胞治療・遺伝子治療関連産業、バイオ生産システム、バイオ関連分析・測定・実験システム、木材活用大型建築・スマート林業などに関する提案を幅広く対象とします。
アグリ・バイオ産業は食料・環境等の分野を含めた幅広い分野への展開が期待される産業であり、健康と長寿を支える基盤的産業分野です。一方、気候変動・少子高齢化等に伴う生活環境の変化によって多様な課題に対処する産業界では、極めて基礎的な探索研究に取り組む余裕がなくなりつつあります。大学等の新規性・優位性のある基礎・基盤的な研究成果が、時として高い波及効果と共に貴重な技術シーズとして社会的・経済的課題に応える魅力的な製品に繋がると期待しています。
本制度では大学等の基礎研究成果を共同研究に繋げるまでブラッシュアップしますが、産学共同の構築には企業および大学の役割分担を見極めて、各々が十分に活躍できる領域での貢献を目指すことが重要です。即ち、大学等の基礎・基盤的な優れた探索研究が、企業の戦略的な知財化・開発研究と上手く連携・協働できれば、その相乗効果によって革新的な産学共同研究が展開し有意義かつ公共性の高い社会実装に繋がると期待しています。
少し先の将来を見据えた異分野との連携・協働による融合領域での研究提案も期待して、今後の産学連携に挑む若手研究者・女性研究者を積極的に採択します。
募集期間
採択予定件数
※件数は課題提案の状況や予算により変動します。
公募要領・課題提案書(様式)
公募要領、別紙 |
【全文】2023年度 公募要領 産学共同(育成型/本格型) (PDF形式)
別紙 e-Rad による応募方法等について (PDF形式)
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前年度からの変更箇所 | 産学共同(育成型/本格型)2023年度公募要領・課題提案書様式の昨年度版からの主な変更箇所 |
課題提案書(様式) | 2023年度 産学共同(育成型) 課題提案書 (Word形式(docx)) |
募集・選考スケジュールについて
- 書類選考2023年5月中旬~7月上旬
- 面接選考2023年7月
- 課題選定2023年8月
- 研究開発開始2023年10月1日(予定)
※書類選考の結果は、面接選考の対象となった課題のみ、応募時のe-Radにおける課題ID(8桁)をA-STEPウェブサイトの募集ページに掲載します。
※面接選考の結果については、採否にかかわらず、研究責任者にe-Radを通じて通知します。
※事前登録制にてオンライン公募説明会を開催いたします。日程・お申込みはこちら
評価者
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お問合せ先
当ホームページと公募要領および府省共通研究開発管理システム(e-Rad)をよく確認の上、お問い合わせください。
なお、審査状況、採否に関する問い合わせには一切回答できません。
※問い合わせe-mailアドレスの[at]は@に置き換えてご利用ください。
本プログラムに関する問い合わせ 及び 応募書類の作成・提出に関する手続き等に関する問い合わせ |
科学技術振興機構 A-STEP産学共同募集担当窓口 |
E-mail:a-step[at]jst.go.jp
お問い合わせ・ご相談は上記メールアドレス宛、ないしはWebフォームよりお願いいたします。
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e-Radの操作方法に関する問い合わせ |
e-Radヘルプデスク |
府省共通研究開発管理システム 0570-057-060(ナビダイヤル) 9:00~18:00 ※土曜日、日曜日、祝日及び年末年始を除く |