
○平成24年度第3回 【本格研究開発】
※研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)の全体評価委員会委員は、こちらをご覧ください。※研究者の所属や企業名等はいずれも採択課題公表時のものです。
実用化挑戦タイプ(委託開発) 採択課題1件
【ライフイノベーション】
課題名 | 新技術の 代表研究者 |
開発実施企業 | 新技術の内容 | ||
ウノプロストンによる網膜色素変性治療薬 | 慶應義塾大学 医学部 講師 真島 行彦 | 株式会社 アールテック・ウエノ |
本新技術は、網膜色素変性治療薬に関するものである。網膜色素変性症は視機能の低下から失明に至る重篤な遺伝性難病指定疾患で、いまだに有効な治療法は確立していない。 本技術では緑内障・高眼圧治療薬であるウノプロストン点眼液の濃度を上げ、視細胞の1つである錐体細胞の保護効果により網膜中心部の網膜感度を改善して視力低下や失明を回避する。すでに第1相、第2相臨床試験を行い安全性・有効性が確認され、本開発では第3相臨床試験を実施して有効性を検証し、治療薬として実用化を目指す。 本技術により、点眼という比較的用法の安易な治療法で、視力障害に苦しむ患者の生活の質(QOL)を維持、改善させることができるものと期待される。 |
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