- 新たな紫外光源を利用した水処理技術の開発
立命館大学 理工学部 環境システム工学科 教授 神子直之
シーズの概要
紫外線光源は従来より産業界において消毒や微量有機物分解等の幅広い目的で水処理に用いられて来た。しかし、主たる光源である低圧水銀ランプは名前の通り水銀を用いており、水俣条約の発効により今後規制される可能性がある。そこで、UV-LED、エキシマランプ等、従来あまり用いられて来なかった紫外線光源が注目されるようになってきた。従来の目的をさらに効率的に達成するために、また、新たに登場してきた様々な紫外線波長をそれぞれに適した用途にマッチングさせるために、検討を行っている。
マッチングを想定する業界
水処理業界、食品業界、その他製造業一般
用途利用分野
水の消毒、微生物増殖抑制、難分解性微量有害物の分解
事業化および新規産業形成の可能性
新たな紫外線光源の製造コストが安くなることで事業化および新規産業形成の可能性は十分ある。
従来技術に対する新規性・優位性
従来よりも小型化、長寿命化が図られることに加え、従来分解処理できなかった物質を分解できる可能性がある。