- 次世代の医療・ヘルスケアのための先端医療工学技術
兵庫県立大学 大学院工学研究科 先端医工学研究センター センター長・教授 山﨑徹
シーズの概要
先端医工学研究センターでは超微細加工技術、生体材料創製技術、ビッグデータ解析技術、人工知能技術等を融合した次世代医療・ヘルスケアのための先端医療技術の実用化・産業化に取り組んでいる。今回は以下の3技術を紹介する。
1.医療情報:MRI、CT、レントゲンなどの医用画像の人工知能支援解析、多次元データの高度可視化、医療画像ビッグデータ解析による先制医療、予測医療
2.健康スポーツ医工学:MEMS技術による脈波・心電・加速度・気圧・体温・湿度・日射・振動等の複合センサによる装着型生体活動モニタリングシステムによる行動解析
3.生体材料:膜タンパク質を用いた認知症早期発見のための新規医療検診システムの構築
マッチングを想定する業界
1.医療・産業用機器業界、2.医療、介護、運輸、建設、電子部品製造業界、3.医療業界
用途利用分野
1.放射線科、整形外科、胸部外科、精神科の診断 2.予防医学、介護補助 ヘルスケア、スポーツ医学 3.予防医学、早期治療
事業化および新規産業形成の可能性
1.一部は臨床研究に活用されおり、画像処理モジュールとして提供が可能
2.一部商品化がされ、販売実績が有り
3.コンパニオン診断への応用が可能
従来技術に対する新規性・優位性
1.人工知能、ソフトコンピューティングに基づく新しい画像解析技術
2.今までに無い小型・簡易な生体活動モニタリングシステム
3.人工細胞を活用した新しい発想の新規医療検診システム